Galaxy S23 FEの評価レビュー｜学生や若い世代に嬉しいコスパ端末

Galaxy S23 FEは2024年2月9日にauから発売されたSamsung製スマートフォンです。

Galaxyの中でSシリーズはフラッグシップモデルに位置しますが、若い世代をターゲットに価格が抑えられているという特徴があります。

カメラやCPUの性能が高く、コストパフォーマンスに優れているため幅広いユーザーにおすすめできる一台です。

本記事ではGalaxy S23 FEの実機を用いて、スペックや機能を評価レビューし買う理由と買わない理由について紹介します。

端末を購入する前に写真作例やゲーミング性能などを詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご確認ください。

Galaxy S23 FEの口コミ・評判

まずはGalaxy S23 FEを実際に利用している方の口コミを見ていきましょう。

X(旧Twitter)を参考にしつつ、Galaxy S23 FEの口コミをまとめてみました。

Galaxy S23 FEの良い口コミ・評判

Galaxy S23 FEはSnapdragon 8 Gen 1を搭載しながら、10万円以下で購入できるスマートフォンです。

Galaxy S23より一世代前のチップセットではありますが、メモリ・ストレージ容量も多くコストパフォーマンスに優れている点が注目を集めているようでした。

Galaxy S23 FE ガチコスパやん…8Gen1のっけてるならNothing Phone(2)もコスパ良いと思うけどね。XPERIAの例のアレはなんやろな..

— ともー (@tomoobehavior) February 1, 2024

また、iPhoneなどの他機種はもちろん、Galaxyの上位モデルと比較しても遜色ないカメラ性能もGalaxy S23 FEの魅力です。

日常使いはもちろん、撮影や動画視聴・ゲームまで幅広く楽しみたい方でも満足できる性能となっています。

Galaxy S23 FEでございます
このポストから新機種で投稿してる
サイズも重量も増したから少し扱いづらいけどカメラとか最高です https://t.co/sTkFDAwlnl

— ピろセ (@piros_9241) March 16, 2024

Galaxy S23 FEの悪い口コミ・評判

Galaxy S23と比較し、Galaxy S23 FEは重量がありディスプレイサイズも6.4インチと大きいスマホです。

ディスプレイサイズ約6.1インチ、重量約168gのGalaxy S23のコンパクトさを求めている方にとってはこの点が気になるようでした。

Galaxy S23 FEは少し重いな。バッテリー容量が4500mAhなのに。あと10～20gは軽くないと。

— かねピー (@kohcho) February 1, 2024

また、auでしか発売されていない点や、microSDに対応していない点も悪い口コミ・評判として挙がっています。

Galaxy S23 FEはせめてMicroSDが刺さるか、512Gモデルが欲しかった

— サラダパンダ (@saradapanda6255) February 8, 2024

Galaxy S23 FEの発売日・予約開始日

Galaxy S23 FEは2024年2月1日から予約が開始され、2024年2月9日から販売が開始されました。

取り扱っているのはauのみで、他キャリアモデルやSIMフリーは販売されていません。

Galaxy S23 FEの価格を評価レビュー

Galaxy S23 FEはauにて88,000円で販売されており、スマホトクするプログラムを利用することで52,900円で購入できます。

なお容量は256GBのみとシンプル。写真や動画の保存が多い方はクラウドサービスを利用するのがおすすめです。

【実機レビュー】Galaxy S23 FEの外観チェック

Galaxy S23 FEの実機を用いて、外観のチェックを行いました。

併せてGalaxy S23 FEのパッケージや付属品についてもご紹介します。

Galaxy S23 FEの外観・デザイン

Galaxy S23 FEは前面・背面にCorning Gorilla Glass 5を採用しており、手に持つとがっしりとした印象を受けるスマホです。

今回のレビューでは「ミント」カラーを用いましたが、カジュアルな印象で世代を問わず使いやすいスマホだと感じました。

カメラ部分は思ったより出っ張っており、テーブルなどに置くと少し傾いてしまうのが気になります。

右側面には電源ボタンと音量ボタンを配置。左側面には何もありません。

上部にはSIMカードトレイと送話口/マイクを配置。下部は同じく送話口/マイクとUSB Type-C接続端子、スピーカーがあります。

なおGalaxy S23 FEはmicroSDに対応していないため、SIMカードトレイはnanoSIMカードを1枚だけ挿せる構造です。

DSDV(2つのSIMで通話待受)はnanoSIMとeSIMを併用することで利用可能です。

Galaxy S23 FEのパッケージ・付属品

Galaxy S23 FEはUSBケーブル(試供品)が付属しており、3Aまでの充電を行うことができます。

ただしUSBケーブル(試供品)では急速充電などの機能は利用できないため、auが指定するTypeC共通ACアダプタ02などを購入するのがおすすめです。

Galaxy S23 FEのスペックを評価レビュー

Galaxy S23 FEのスペックを評価レビューしていきます。主なスペックを以下表にまとめました。

スペックの中から以下の項目について詳しく見ていきましょう。

ディスプレイ

Galaxy S23 FEは約6.4インチ、解像度1080×2340(FHD+)のDynamic AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。

リフレッシュレートは60〜120Hzとなっており、日常使いはもちろん動画も滑らかに視聴が楽しめました。また、屋外の視認性も良好です。

ベゼルが太めなのとパンチホールデザインのインカメラは人によって好みが分かれますが、カメラ領域を隠す機能なども利用できます。

サイズ・重量

Galaxy S23 FEの重量はカタログ値で約209gとなっています。

ディスプレイサイズも大きく、一般的な男性でも長時間の片手操作は難しいのではと感じました。

Galaxy S23 FEにはディスプレイサイズを小さくする「片手モード」など便利な機能もあるので、うまく活用するのがおすすめです。

カラー

Galaxy S23 FEのカラーバリエーションは以下の通りです。

淡い色使いのミント、シンプルなクリーム、シックなグラファイトで年代を問わず好みのカラーを選びやすいのではないでしょうか。

メモリ・ストレージ・CPU

Galaxy S23 FEのメモリは8GBと、快適な動作には十分な容量を内蔵しています。

ストレージは256GBしかなく、microSDカードに対応していないため容量が必要な方はクラウドストレージなどを活用しましょう。

なおCPUは2022年発売のXperia 1 IVなどに搭載されていたSnapdragon 8 Gen 1を採用しています。

Snapdragon 8 Gen 1は発熱があるとの口コミ・評判もありますが、日常使い・ゲームプレイなど今回のレビューで大きな問題を感じることはありませんでした。

バッテリー

Galaxy S23 FEは4,500mAhのバッテリーを搭載しています。

今回は最大輝度・音量は3分の1程度でYouTubeを再生してみましたが、1時間に約9〜10%程度の減りとなるようでした。

ディスプレイの性能が高くサイズが大きいためかバッテリーの減りは意外と早いと思われます。

ただし、リフレッシュレートの調整、省電力モードを利用するなどしてバッテリー持ちを良くすることも可能です。

Galaxy S23 FEの機能を評価レビュー

Galaxy S23 FEの機能を評価レビューしていきます。

以下の機能について詳しく見ていきましょう。

カメラ

Galaxy S23 FEは超広角・広角・望遠のトリプルカメラを搭載しています。

• 超広角：約1,200万画素
• 広角：約5,000万画素
• 望遠：約800万画素

それぞれ画質は異なりますが、薄暗い環境でも鮮明なセルフィーやポートレート撮影を臨場感あふれる色彩で表現できるとしています。

また、夜間はナイトモードを利用してクリアな撮影が可能です。日中・夜間に分けて実際の画像を確認してみましょう。

日中の撮影画像

他のGalaxyシリーズ同様、標準モード(写真)では広角・超広角・望遠をスムーズに切り替えることが可能です。

特に広角は画素数も高く、建物や自然、接写などシチュエーションを問わず明るく綺麗な撮影が可能でした。

上の写真から立ち位置を変えずに、超広角と望遠(2倍)で撮影してみました。まずは超広角です。

続いて望遠(2倍)で撮影しました。

広角と比較して超広角と望遠は若干色味に違いがあります。しかし解像度は十分で、PC画面で確認しても綺麗に写っていました。

なお、広角は通常約1,200万画素で保存されますが、5,000万画素にしたい場合は別途50MPモードを利用します。

ファイルサイズは2倍以上となるため、50MPモードを多用する場合は容量に注意しましょう。

次は撮影モードをポートレートモードに切り替えてみました。

こちらは接写モードの作例です。

通常時は広角を基本としつつ、シチュエーションごとに超広角・望遠を使ってさまざまな画角でベストテイクが撮れるでしょう。

なお望遠は画素数こそ低いものの最大30倍のデジタルズームに対応(光学は3倍)しており、意外と使える性能です。

以下ではズームレンジを切り替えながら、最大30倍ズームまで撮影してみました。まずは等倍です。

続いて2倍ズームです。

3倍に切り替えました。

10倍ズームまで寄ってみましょう。

20倍までズームするとさすがに荒さが目立ちます。

最後に30倍ズームです。

夜間の撮影画像

Galaxy S23 FEはAIでシーン別に最適化が行われるため、暗いシチュエーションでは自動的に夜景モードが適用されます。

街中などある程度光源がある場所では、標準モード(写真)でも比較的綺麗な撮影が可能です。

以下では標準モードのまま画角を切り替えて撮影してみました。まずは広角です。

続いて超広角で撮影しました。

最後に2倍ズームの作例です。

また、別途用意されているナイトモードを利用すれば、うす暗い場所でも明るく撮影できます。

以下はナイトモードではなく「シーン別に最適化」をONにして撮影した作例です。

続いてナイトモードに切り替えました。

かなり明るく撮影できるので、街灯がないような場所で利用するのがおすすめです。

ただし、ナイトモードではシャッターが切れるまでに若干ラグが発生するため注意しましょう。

画角やモードを切り替えて花を撮影してみました。まずは広角の作例です。

続いて超広角に切り替えました。

最後にナイトモード・接写です。

光源がある場所でもフレアやゴーストは発生しにくく、夜景にも強いカメラ性能だと感じました。

生体認証・防水/防塵

Galaxy S23 FEはディスプレイ内蔵型の指紋認証センサーを搭載しています。

顔認証にも対応しているため使い分けができますし、登録はもちろんロック解除までスムーズに行えました。

また、サイドのアルミニウムフレームと前面・背面のCorning Gorilla Glass 5は高い耐久性を持っています。

IP68規格の防水・防塵性能にも対応しており、長く安心して使えるでしょう。

独自機能

他のGalaxyシリーズ同様、Galaxy S23 FEには様々な独自機能があります。

複数のアプリを画面上に並べて表示する「マルチウィンドウ」やよく使うアプリを配置する「エッジパネル」、画面を縮小する片手モードなどが使えます。

パンチホールカメラを隠す機能など、カスタマイズの幅は広く簡単に使いやすくできるのもGalaxy S23 FEの魅力でしょう。

ゲーミング性能・スピーカー

Galaxy S23 FEの性能テストとして、スマホゲーム『原神』をプレイしてみました。

画質はデフォルトで中、フレームレートは30fpsとなっていました。マップ移動、ムービーなど特に突っかかりなども無く快適に遊べます。

プレイ時間が長くなると端末背面の発熱が少し気になりますが、デフォルト設定では問題無く動作するようでした。

また、スピーカーはクリアで音の広がりも良好だと感じました。イヤホンジャックはありませんが、スピーカーでのゲーム・動画視聴も満足できるはずです。

Galaxy S23 FEとGalaxy S23の主な違い

Galaxy S23 FEはGalaxy S23よりディスプレイサイズが大きく、重いのが大きな特徴です。コンパクトなスマホが欲しい方にはGalaxy S23の方がおすすめです。

一方で、バッテリー容量は増加しておりGorilla Glass 5が採用されているため耐久性に優れているというメリットがあります。

Galaxy S23より価格が安いため、コストパフォーマンスにも優れているといえるでしょう。

Galaxy S23 FEを評価｜買うべき？

ここまでの評価レビューを踏まえ、Galaxy S23 FEを買うべきか買わないべきかを紹介します。

Galaxy S23 FEを買う理由

Galaxy S23 FEはGalaxy S23より前世代のCPUを搭載していますが、3Dゲームなども快適に遊べる高い性能を持っています。

最新CPUを搭載したハイスペックスマホに劣る部分はありますが、日常使いからゲームまで幅広く楽しめるでしょう。

また、最大120Hz・約6.4インチディスプレイは視認性も高く、価格以上のカメラ性能がある点も見逃せません。

Gorilla Glass 5を採用したことで耐久性も高く、長く安心して使えるスマホです。

Galaxy S23 FEを買わない理由

Galaxy S23 FEは本体サイズが大きく、片手での操作が難しいと感じるほどの重量があります。

両面はフラットデザインでフィット感が高いとはいえず、ユーザーによっては使いにくさを感じるかもしれません。

また、SDカード非対応・イヤホンジャック非搭載となるためクラウドサービスやワイヤレスイヤホンの使用が必要となる場面もあるでしょう。

コスパに優れたスマホですが、使い方によって合う・合わないがあるため、購入前に自身の使い方と照らし合わせるとよいでしょう。

Galaxy S23 FEはコストパフォーマンスに優れたスマホ

本記事ではGalaxy S23 FEを評価レビューして買う理由・買わない理由を紹介しました。

Galaxy S23 FEはCPU、高画質ディスプレイやトリプルカメラなどフラッグシップモデル並みの性能を持つスマホです。

コストパフォーマンスに優れるため、安くフラッグシップモデル並みのスマホが欲しい方におすすめできます。

サイズが大きく、本体が重いなどデメリットもあるため、購入する前に他のスマホと比較するのを忘れないようにしましょう。