2024年7月、AQUOSシリーズ最新作の「AQUOS R9」が発売されました。AQUOS R9シリーズはハイエンドモデルの位置付けです。
本記事ではAQUOS R9のスペック・機能・価格を評価レビューします。
AQUOS R9やミドルハイエンドスマホへの機種変更を検討している人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。
AQUOS R9の評価 | |
---|---|
カメラ性能 | 4.0 |
処理性能 | 4.0 |
画面性能 | 4.5 |
バッテリー性能 | 4.0 |
コストパフォーマンス | 4.0 |
AQUOS R9の口コミ・評判
はじめに、AQUOS R9の良い口コミ・評判と悪い口コミ・評判をそれぞれ見ていきましょう。
X(旧Twitter)を見てみると、AQUOS R9に関する口コミや評判が数多く掲載されています。
キャリア | 価格 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 117,040円 | 61,600円 | 公式サイト |
ソフトバンク | 124,560円 | 62,736円 | 公式サイト |
AQUOS R9の良い口コミ・評判
- 12GBの大容量RAM
- 高性能なカメラ機能
- 迫力のあるサウンド
AQUOS R9の良い口コミ・評判として、12GBの大容量RAMを搭載している点が挙げられます。
そしてメモリがAQUOS R9は12gb。これは不確定ながらAI対応の将来を見据えた英断。ここでコストカットせず増やしてくれたのは本当に偉い。iphoneはいつも最低限のメモリしか積まないが今回それが仇になった感がある。
— ヘアレスアルパカ (@hairless_alpaca) July 22, 2024
AQUOS R9はライカ監修のHEKTORレンズと被写体を明るくとらえる1/1.55インチのセンサーを搭載しており、本格的な写真撮影が可能です。
また、AQUOS独自の画質エンジン「ProPix pro」により、撮影が難しい星空や花火も美しく撮影できます。
圧倒的な違いに感動したわ!
AQUOSR9のカメラ性能と自動処理能力が高すぎて
昔のデジカメがもはやしょぼすぎて使い物にならなかった。もぅ昔のデジカメはつかえねぇー。
動画も写真もブッチギリにAQUOSR9が優勝!
わりと生で見た感じが鮮明に再現していると思う!#AQUOSR9 #AQUOSとLEICAの本気 pic.twitter.com/hsMB45CjCU— トリ🐤R125·6 (@skyoasis_r125) August 3, 2024
他にも、BOX構造ステレオスピーカーを採用したことで、臨場感あふれるサウンドとなめらかな映像を実現しました。
AQUOS R9の悪い口コミ・評判
- カラーバリエーションが少ない
- イヤフォンジャックがない
- ワイヤレス充電に対応していない
一方で、AQUOS AQUOS R9の悪い口コミ・評判としてカラーバリエーションが極端に少ないが挙げられています。
AQUOS R9のカラーなんで白と緑だけなんだよ
せめて黒をラインナップしろ😡— まぐろ (@iori_minase) May 8, 2024
またAQUOS R9には、AQUOS R8まで搭載していたイヤフォンジャックがありません。
今までAquos Phoneはロースペという印象が強かったけれど、R9はこれまでのAquos PhoneのRシリーズにあった欠点をひと通り潰していて、シャープも自信を持っているようなので、かなり好印象だな。SoCも準ハイエンドで求める最低ラインはクリアしてる。ただ一つだけイヤホンジャックレスなのが残念すぎる
— …… (ラテ) (@3dotleaderlatte) July 26, 2024
なお、AQUOS AQUOS R9はワイヤレス充電には対応していませんが、急速充電には対応しています。
AQUOS R9の発売日・予約開始日
キャリア | 予約開始日 | 発売日 |
---|---|---|
ドコモ | 2024年7月2日(火) | 2024年7月12日(金) |
ソフトバンク | 2024年7月2日(火) | 2024年7月12日(金) |
AQUOS R9は2024年7月2日(火)よりドコモとソフトバンクからそれぞれ予約が開始され、2024年7月12日(金)に発売されました。
今後格安SIMなどでの発売にも期待したいですね。
AQUOS R9の価格を評価レビュー
キャリア | 価格 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 117,040円 | 61,600円 | 公式サイト |
ソフトバンク | 124,560円 | 62,736円 | 公式サイト |
AQUOS R9の価格は10万円以上しますが、キャリア等の端末購入プログラムを利用すれば負担を抑えて購入可能です。
端末返却などの条件はありますが、AQUOS R9の購入を検討している方はぜひ活用してくださいね。
【実機レビュー】AQUOS R9の外観チェック
ここからはAQUOS R9の実機を用いて外観を確認していきましょう。
背面は光沢のある質感となっています。
カメラはかなり独特な配置です。
ほかにはないデザインで独自性はあるものの、好みが別れそうですね。
本体下部の中央にはType-Cコネクタ、右側にスピーカー、左側にマイクがあります。
上部にはマイクとSIMスロットがあります。
SIMスロットはピンで抜き差しするのではなく、爪をひっかけて開ける仕様となっています。
SDカードもSIMスロットに入れて使います。
本体右側には音量ボタンと電源ボタンがあります。電源ボタンは指紋認証機能も付いています。
左側にはなにもありません。
配置に関しては特に不便はなく、電源ボタンも音量ボタンも片手での操作に問題はありませんでした。
ただ、カメラが大型で出っ張りが大きいのは少し気になりました。
片側にカメラが片寄っているため、片側を押すとこのように傾いてしまい、バランスの悪さを感じます。
そのため、スマホカバーをして対処したいところです。
重量はスペック通り195gです。
カメラが大きいこともあってか、同じディスプレイサイズのほかのスマホに比べると多少重いです。
キャリア | 価格 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 117,040円 | 61,600円 | 公式サイト |
ソフトバンク | 124,560円 | 62,736円 | 公式サイト |
AQUOS R9のスペックを評価レビュー
ここからは、AQUOS R9のスペックを評価レビューします。
AQUOS R9のスペック | |
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発売日 | 2024年7月12日 |
画面サイズ | 6.5インチ |
本体サイズ | 幅:75mm 高さ:156mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 195g |
アウトカメラ | 広角:5,030万画素 標準:5,030万画素 |
インカメラ | 5,030万画素 |
バッテリー | 5,000mAh |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB |
CPU | Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform |
認証 | 指紋認証/顔認証 |
防水・防塵性能 | IPX5・IPX8 / IP6X |
カラー | ホワイト グリーン |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ディスプレイ
AQUOS R9は、6.5インチのフルHD+ディスプレイを採用しています。
Pro IGZO OLEDを搭載し、暗い場所でも日差しの下でもしっかり見えて、ブルーライトの低減機能も備えています。
実際真夏の日差しの下でも使ってみましたが、このように画面はくっきりを表示されます。
リフレッシュレートは1~240Hzの可変駆動で、以下の設定をONにしたアプリでは240Hzの表示も可能です。
- なめらかハイスピード表示
- ゲーミングメニューの登録ゲーム設定
なお、原神をプレイしてみたところディスプレイは非常にきれいに感じました。
カラー
AQUOS R9のカラーバリエーションは、以下の2色展開です。
- グリーン
- ホワイト
いずれもハッキリとした色合いですが、カメラ部分に正円ではない自由曲線を取り入れ、優しい印象の躯体となっています。
本体デザインはプロダクトデザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」によるものです。
ちなみに、miyake designはAQUOSシリーズのAQUOS wish4のデザインも手掛けています。
CPU・メモリ
AQUOS R9のメモリは12GBと非常に大きく、複数のアプリを同時に動作してもスムーズに動きます。
さらに仮想メモリに対応しているため、ストレージの一部を使って疑似的にメモリを増やすことも可能です。
AQUOS R9のCPUは、Snapdragon 7+ Gen 3を採用しています。
ミドルハイエンドスマホという位置づけであることを考えれば十分な性能ではありますが、ハイエンドスマホに比べると劣ります。
たとえば原神をプレイする場合、初期設定の画質は中となっています。
中画質ならおおよそ60FPSでスムーズにプレイ可能です。
ただし、最高画質にすると多少カクツキを感じました。
デバイス負荷も非常に高いと表示され、短時間のプレイでもスマホが熱くなりました。
そのため、原神のような高負荷のゲームで最高画質でのプレイは難しいと考えましょう。
もちろん、高負荷のゲームには向いていないだけで、負荷の少ないゲームや、日常的な動作をする分には非常に快適です。
バッテリー
AQUOS R9のバッテリーは「AQUOS wish」シリーズで最大容量となる5,000mAhを搭載。
Pro IGZO OLEDの省エネディスプレイと併用することで電池持ちが良くなるため、電池残量を気にせず長く楽しめます。
キャリア | 価格 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 117,040円 | 61,600円 | 公式サイト |
ソフトバンク | 124,560円 | 62,736円 | 公式サイト |
AQUOS R9の機能を評価レビュー
スペックに続いて、AQUOS R9の機能を評価レビューします。
AQUOS R9のスペック | |
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発売日 | 2024年7月12日 |
画面サイズ | 6.5インチ |
本体サイズ | 幅:75mm 高さ:156mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 195g |
アウトカメラ | 広角:5,030万画素 標準:5,030万画素 |
インカメラ | 5,030万画素 |
バッテリー | 5,000mAh |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB |
CPU | Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform |
認証 | 指紋認証/顔認証 |
防水・防塵性能 | IPX5・IPX8 / IP6X |
カラー | ホワイト グリーン |
カメラ
AQUOS R9のカメラ性能は、以下の通りです。
- アウトカメラ:(広角)5,030万画素/(超広角)5,030万画素
- インカメラ:5,030万画素万画素
AQUOS R9はライカ監修のHEKTORレンズと、被写体を明るくとらえる1/1.5インチのセンサーを内蔵した本格派。
さらに、AQUOS Rシリーズ向けにチューニングされた画質エンジン「ProPix pro」を搭載し、夜景やポートレートを鮮明に撮影できます。
その他、AQUOS R9は以下のようなカメラ機能を搭載しています。
- AIによる被写体追尾機能
とらえた被写体を逃さず、横顔や物陰に一瞬隠れた人物でも追い続ける - ハイブリッド手ブレ補正
光学式手ブレ補正と電子式手ブレ補正を組み合わせてかしこく補正 - 料理の影除去
料理に映り込んだ影をAIが自動的に除去して保存(静止画撮影時のみ)
ハイブリッド手ブレ補正を利用すれば、逆光でも夜間でもブレのない鮮明な写真が撮れます。
画素数についてもアウトカメラ・インカメラともに5,030万画素と申し分なく、AIによる被写体追尾機能や料理の影除去など機能も豊富です。
実際AQUOS R9で撮影した写真をいくつか紹介します。
日中の風景写真はミドルハイエンドスマホとしては非常にきれいな写真が撮影できます。
近くの被写体を撮影する場合も、オートでピントを合わせてくれてきれいに撮影可能です。
太陽が映るような場面でも、大きな影響はなくきれいに撮影が可能です。
日中でのきれいな風景写真に比べると、夜間は多少ではあるものの質は落ちる印象です。
とはいえ、ミドルハイエンドスマホとして考えるなら十分です。
自動でフォーカスやISO感度を調節できるオート撮影のほかに、マニュアル撮影も可能です。
たとえば、暗い風景写真を撮影する場合は、ISO感度を上げることで、暗い場面でも明るく撮影できます。
こちらはISO感度を調整していない写真です。
ISO感度を上げることで、暗所まで明るく撮影できるものの、ノイズが目立ちました。
なお、ズームは8倍まで可能となっています。
高性能なスマホであれば30倍ズームができることを考えると、ズーム性能には優れていません。
こちらは超広角(0.6倍)で撮影した作例です。
広角(1倍)で撮影してみました。
続いて2倍ズームの作例です。
光学ズームには対応していないため、2倍ズームでも多少画質の粗さを感じます。
8倍ズームでは画質が大きく低下しました。
ライカ監修といえど、ハイエンドスマホほどの性能はないということは理解しておきましょう。
生体認証
AQUOS R9の生体認証は、顔認証(マスク対応)+指紋認証となっています。
顔認証・指紋認証だけでも良いですし、両方を設定することも可能です。また、マスクを着用したままでも認証可能です。
実際、認証機能も使ってみましたが、認証速度はスムーズで特にわずらわしさは感じませんでした。
防水・防塵
画像引用元:AQUOS R9 | シャープ
AQUOS R9の防水性能はIPX5/IPX8、防塵性能はIP6X、耐衝撃・高温・低温環境等はMIL-STD-810G/810Hとなっています。
- 防水IPX5/IPX8:全方向噴流水からの保護/水面下での使用が可能
- 防塵IP6X:完全な防塵構造
- 耐衝撃MIL-STD-810G/810H:米国国防総省が制定した軍用製品調達時に使用される基準
AQUOS R9の防水・防塵性能は最高等級のため、キッチンなどの水回りや雨の日の使用でも安心です。
背面のガラスにはCorning Gorilla Glass Victus 2、フレームには再生材アルミを採用しており、高い耐久性能を備えています。
端末本体は「MIL-STD-810H/810H」に準拠し、耐衝撃・高温・低温環境等の16項目に対応しています。
キャリア | 価格 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 117,040円 | 61,600円 | 公式サイト |
ソフトバンク | 124,560円 | 62,736円 | 公式サイト |
AQUOS R9を評価|買うべき?
AQUOS R9をおすすめする理由、おすすめしない理由それぞれご紹介します。
それぞれの理由を見て、自分のライフスタイルや求めるスペックに近いかどうか判断すると良いでしょう。
AQUOS R9がおすすめな理由
- 臨場感あふれるサウンド
- 耐久性に優れている
- スタイリッシュなデザイン
AQUOS R9をおすすめする理由として、臨場感あふれるサウンドが体験できるという点が挙げられます。
BOX構造ステレオスピーカーを採用し、耳元と口元両方をBOX構造にしたことでバランスのとれたステレオサウンドを楽しめるようになりました。
さらに、プロダクトデザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」監修によるデザインを採用し、全体的にスタイリッシュなデザインとなっています。
AQUOS R9をおすすめしない理由
- 動画に関する機能が少ない
- 195gとやや重さがある
- デザインの好みが分かれる
一方で、AQUOS R9をおすすめしない理由として、動画に関する機能や評価が少ない点です。
例えば、前機種で搭載していた滑らかな動きを実現する「動画のフレーム補間機能」等が省略されています。
また、従来モデルのAQUOS R8の179gに比べて16g重くなったため、スマホカバーを付けて使用する場合は少し重さを感じるかも知れません。
AQUOS R9はコスパ抜群のミドルハイエンドスマホ
AQUOS R9はミドルハイエンドスマホにしては高いカメラ性能を有しています。
さらに、キャリアの端末購入プログラムを利用すれば半額以下で購入可能です。
シンプルで目をひくデザインは非常に特徴的で、耐久性にも優れています。
「手頃な価格でカメラ性能も高いスマホが欲しい」と考えているなら最適な一台です。
AQUOS R9のスペック | |
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発売日 | 2024年7月12日 |
画面サイズ | 6.5インチ |
本体サイズ | 幅:75mm 高さ:156mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 195g |
アウトカメラ | 広角:5,030万画素 標準:5,030万画素 |
インカメラ | 5,030万画素 |
バッテリー | 5,000mAh |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB |
CPU | Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform |
認証 | 指紋認証/顔認証 |
防水・防塵性能 | IPX5・IPX8 / IP6X |
カラー | ホワイト グリーン |
キャリア | 価格 | 割引適用時 | 購入 |
---|---|---|---|
ドコモ | 117,040円 | 61,600円 | 公式サイト |
ソフトバンク | 124,560円 | 62,736円 | 公式サイト |