アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで手続きする方法

日本国内でiPhoneを買う場合、ソフトバンクなどの大手キャリアからだけでなく、アップルストア（AppleStore）のオンラインもしくは店舗で直接購入することも可能です。

iPhone16の予約は2024年9月13日（金）21時からです。

ソフトバンクもiPhone16の取扱を発表していますが、アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使いたいという方が多いのも事実。

実際、Apple StoreのiPhone16販売価格はソフトバンクよりも安いです。

参考：iPhone（16 / 16 Plus / 16 Pro / 16 Pro Max）機種代金

この記事では、アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使う方法を解説します。

iPhoneをソフトバンクで利用する場合のメリットとデメリット（注意点）もあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使う方法を契約種別ごとに解説していきます。

自分の契約方法に合わせて確認してくださいね。

• 新規ユーザー向け
• 乗り換えユーザー向け
• 機種変更ユーザー向け
• eSIM契約ユーザー向け

ソフトバンクで契約した後に必要になる、iPhoneに移行後のAPN設定手順も解説しています。

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使うメリット

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使うメリットは、主に以下の5つです。

端末代が安く購入できる

アップルストアの一番のメリットは、キャリア販売に比べて価格が安いことです。

たとえば最新のiPhone 15（128GB）で比較すると、アップルストアの価格が124,800円なのに対してソフトバンクが142,920円と、20,000円以上アップルストアが安くなっています。

また、一括払いだけでなく「ペイディあと払いプランApple専用」を利用すれば、分割金利0%で分割払いも利用可能です。

ソフトバンクで販売終了しているiPhoneが購入できる

アップルストアでiPhoneを購入するメリットとして、ソフトバンクで在庫がなくなった機種でもまだ購入する事ができる点があります。

ソフトバンクオンラインショップでは最新iPhoneが発売されてしばらくすると、旧端末は在庫がなくなってしまう傾向があります。

しかし、アップルストアでは型落ちになったiPhoneでも販売期間中であれば継続して販売されることが多いです。

ソフトバンクで欲しい端末が売っていなかった場合には、アップルストアをチェックするといいでしょう。

格安SIMよりも速度が速くて安定している

アップルストアで購入したiPhoneで通信をするためには、ソフトバンクに限らずどこかの通信会社と契約しなければいけません。

選択肢としてはソフトバンクをはじめとする大手キャリアと格安SIMの2種類です。

ソフトバンクは、格安SIMに比べて利用料金は高めになってしまいますが、通信速度が速くて安定しているというメリットがあります。

お得なキャンペーンが受けられる

アップルストアで新たに機種を購入際に「Apple Trade in」を利用すると、それまでに使っていたiPhoneを下取りしてもらえます。

ソフトバンクでも下取りプログラムは利用できますが、買い取り価格はApple Trade inの方が全体的に高めです。

ただし、Apple Trade inは破損品の規定が厳しく減額率も高いため、下取りに出したいiPhoneの状態によってはソフトバンクの下取りプログラムの方が高くなる可能性があります。

キャリア契約と紐づけて購入するとさらに安い

アップルストアで購入するとSIMフリーのiPhoneだけでなく、各キャリア（au、ドコモ、ソフトバンク）と紐づけたキャリア版の購入も可能です。

キャリアと紐づけて購入することで、上記のアップルストア価格から更に8,800円安くなります。

オンラインで予約した上でアップルストアの店舗に行って契約することになるため、SIMフリー版よりもやや手間はかかりますが、それ以上のお得感があります。

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使うデメリット・注意点

つづいて、アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使うデメリット・注意点を確認しましょう。

SIMフリー版は動作保証がされない

ソフトバンクでは独自に調査した「USIM 動作確認済み機種」を公開しています。

こちらで確認すると、SIMフリー、他社のiPhoneもすべて動作確認済みとなっています。

ですが、利用する上での保証・サポートをするわけではないため、持ち込みで利用する場合はあくまでも自己責任となります。

アップルストアでは受け取りから14日以内なら返品・返金に対応しているので、もしも到着後に使えなかった場合には早めに返品手続きをすれば損はありません。

「新トクするサポート」が利用できない

ソフトバンクでは、分割で購入した機種を25カ月以降にソフトバンクに返却することで残りの支払いが不要になる「新トクするサポート」を実施しています。

約2年後にまた機種変更をするのが条件とはなりますが（その際にソフトバンクで新しい機種を買う必要はありません）、実質半額程度の値段で購入可能です。

たとえばiPhone 15（128GB）の場合、通常142,920円のところ、新トクするサポートで13カ月目に機種を返却すると支払額を21,996円となります。

アップルストアでも、36回払いの24回目まで支払った時点でその端末を残額で下取り⇒別のiPhoneに買い替える、というオプションがあります。

ですが、こちらのオプションは最新モデルに限定されていて、ほぼすべてのiPhone対象の「新トクするサポート」の方が利用しやすいです。

新トクするサポート適用に関する注釈。
※「新トクするサポート」の種類（「プレミアム」、「スタンダード」、「バリュー」）のいずれが適用されるかは購入時点の指定に基づいて決まる。
※対象機種は追加または変更される場合がある。
※それぞれの対象機種及びプログラム詳細はソフトバンクの公式ウェブサイト（https://www.softbank.jp/mobile/products/new-tokusuru-support/）をご確認下さい。

ソフトバンクの端末保証に加入できない

ソフトバンクでは、ソフトバンクで購入したiPhone向けに、「あんしん保証パック with AppleCare Services」という補償サービスを提供しています。

アップル公式で提供している「AppleCare+ 紛失・盗難プラン 」とほぼ同じ値段ですが、補償内容にちがいがあります。

自分の使い方に合っているのはどちらなのか、補償サービスの内容も比較が必要です。

• アップルストアで補償内容を確認する
• ソフトバンクの補償内容を確認する

iPhone以外は下取りしてもらえない

アップルストアの下取りサービス「Apple Trade in」は、Apple製品のみが対象です。

そのため、機種変更前の旧端末がiPhone以外の場合、下取りしてもらえません。

ソフトバンクはAndroidも下取りして貰えるので、検討している方はチェックしてみましょう。

＞ソフトバンクで下取り機種を確認する

手続きに手間がかかる

アップルストアで購入したiPhoneをソフトバンクで利用する場合、端末の購入とSIMの契約を別で行う必要があります。

そのため、購入してその場ですつ使い始めるというのは難しいです。

また、それまで使っていた機種とUSIMカードと種類が違ったり、対応プランではなかったりすると、SIMカードの交換やプラン変更をしなければいけません。

ソフトバンクでiPhoneを購入して機種変更をすれば、そうした手間はかなり軽減されます。

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使う方法【新規】

アップルストアでのiPhone購入を機にソフトバンクを新規契約する場合には、ソフトバンクでSIMのみ契約をすることになります。

全体のおおまかな手順は以下の通りです。

1. STEP.1
   アップルストアでiPhoneを購入する
2. STEP.2
   ソフトバンクでSIMのみ契約をする
3. STEP.3
   端末を受け取り後にSIMカードを差し替える
4. STEP.4
   新しいiPhoneで初期設定を行う
5. 終了

アップルストアでiPhoneを購入する

まずは、アップルストアで自分が欲しいiPhoneを購入します。

アップルストアのオンライン販売ページからの購入はもちろん、全国各地にあるアップルストア店頭でも購入可能です。

ソフトバンクでSIMのみ契約をする

端末を準備できたら、ソフトバンクでSIMのみ契約を行いましょう。

なお、ソフトバンクのSIMのみ契約のポイントは以下の通りです。

ソフトバンクショップの実店舗で契約する場合、端末はなくても契約できますが、持っていけばその場でショップの店員さんと通信のチェックなどが行えます。

ソフトバンクショップを利用する際は、待ち時間を減らすためにも事前にオンライン予約をした上で来店しましょう。

店頭での新規契約手続きには、事務手数料として3,300円が必要になります。こちらは初回の支払い料金と合わせて請求されるため、手続き時に用意する必要はありません。

SIMのみ契約もオンラインショップが便利でお得！

ソフトバンクオンラインショップであれば待ち時間を気にせず申し込みが可能です。

また、オンラインなら事務手数料も無料になるため、都合の良い方を利用してください。

ここでは、オンラインショップでSIMのみ契約をする方法を紹介します。

ソフトバンクオンラインストアでSIMのみ契約をする方法

1. STEP.1
   ソフトバンクオンラインショップのSIMカード（eSIM）購入ページにアクセス
   ＞対象ページはこちら
2. STEP.2
   SIMの種類と通信プランを選ぶ
3. STEP.3
   SIMカード到着後に回線の切り替え手続きを行う
4. 終了

アップルストアで販売しているiPhoneはSIMフリーなので、SIMロックについては気にしなくて大丈夫です。

新規契約の場合もアップルストアでソフトバンクと紐づけて購入することができるので、アップルストアまで実際に出向ける人にはそちらもおすすめです。

端末を受け取り後にSIMカードを差し替える

iPhoneは購入時にSIMカードトレイを取り出すためのピンが一緒に付いてきます。

そのピンをSIMトレイの穴に差し込むと、トレイが飛び出してくる仕組みです。

SIMカードを入れる際には、カードの裏表の向きに注意しましょう。

新しいiPhoneで初期設定を行う

カードを入れてから電源を入れると、初期設定（アクティベーション）が始まります。

ソフトバンクのSIMカードで利用する場合はAPN設定も不要なので、比較的スムーズに完了するでしょう。

初期設定の手順

1. STEP.1
   言語設定
   「日本語」をタップ
2. STEP.2
   国または地域を選択
   「日本」をタップ
3. STEP.3
   「外観」でテキストとアイコンのサイズを選択
4. STEP.4
   「クイックスタート」でデータ移行
   新規の場合は「もう一方のデバイスなしで設定」をタップ
5. STEP.5
   Wi-Fiネットワーク
   ない場合にはモバイルデータ通信で続ける
6. STEP.6
   「データとプライバシー」の内容を確認
7. STEP.7
   「iPhone を設定」で選択
   「自分用に設定」をタップ
8. STEP.8
   ロックの設定を選択
   「Face ID」（顔認証）・「パスコード」を作成するかを選ぶ
9. STEP.9
   アプリやデータの転送方法を選択
10. STEP.10
    Apple IDの設定
11. STEP.11
    利用規約を確認する
12. STEP.12
    自動アップデートの設定
13. STEP.13
    iMessageとFaceTimeの設定
14. STEP.14
    位置情報サービスの許可を選択
15. STEP.15
    Siri、スクリーンタイム、iPhone解析、アプリ解析、画面モードを設定
16. STEP.16
    緊急SOSの内容を確認
17. 終了

以上は最新のiOS17の場合の初期設定の項目です。iOSのバージョンによっては、内容が変わる場合があります。

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使う方法【乗り換え】

アップルストアでのiPhone購入を機に他社からソフトバンクに乗り換える場合も、基本的な手順は新規契約と同じです。

ソフトバンクでの契約の際に、MNPの手続きを忘れないようにしましょう。

1. STEP.1
   アップルストアでiPhoneを購入する
2. STEP.2
   ソフトバンクでSIMのみ契約をする
   事前に乗り換え前の会社でMNP番号を発行しておく
3. STEP.3
   端末を受け取り後にSIMカードを差し替える
4. STEP.4
   新しいiPhoneで初期設定を行う
5. 終了

iPhoneの購入方法、ソフトバンクでの手続きについては基本的に新規契約と同様です。

乗り換えの場合も、実店舗ではなくオンライン申し込みだと事務手数料を節約できます。

乗り換えの際には、電話番号をそのまま引き継げるように必ずMNP番号を発行してから手続きを行いましょう。

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使う方法【機種変更】

すでにソフトバンクを利用している人が、アップルストアで買ったiPhoneに機種変更する手順を紹介します。

機種変更の場合には、契約を変更する必要はなく古い端末から新しいiPhoneにSIMカードを差しかえればOK。

ただし、Androidからの機種変更の場合や、古い型のiPhoneからの乗りかえの場合はSIMカードの再発行が必要な場合もあるので注意しましょう。

1. STEP.1
   アップルストアでiPhoneを購入する
2. STEP.2
   端末を受け取り後にSIMカードを差し替える
   ※SIMカードの種類が違う場合には再発行手続きが必要
3. STEP.3
   新しいiPhoneで初期設定を行う
4. 終了

ソフトバンクの場合、iPhoneへの機種変更で重要なのは、旧端末と新しい端末の種類のちがいです。

ソフトバンクのiPhoneのモデル別のUSIMカードの種類は以下の表の通りです。

同じUSIMカードなら差し替えるだけでOK

旧機種がiPhoneの場合、基本的にはSIMを差し替えればすぐに利用することができます。

1. STEP.1
   アップルストアでiPhoneを購入する
2. STEP.2
   旧端末のデータバックアップをする
3. STEP.3
   旧端末のSIMカードを新しい端末へ差し替える
4. 終了

後は通常の機種変更と同じように、新しいiPhoneで初期設定をすれば問題なく使えます。

USIMカードの交換手順

USIMカードの交換は、ソフトバンクショップとオンラインショップどちらでも受け付けています。

ショップの場合は新しい機種を持って「USIMカードの交換をしたい」と伝えれば受け付けてもらえますが、事務手数料として3,300円がかかってしまいます。

その点、オンラインで申し込み、かつ自宅受け取りにすれば事務手数料は無料です。

ここでは、オンラインでのUSIMカード交換の申し込み方法を解説します。

USIMカードの交換方法

1. STEP.1
   ソフトバンクオンラインショップの「商品情報」から「SIM」を選択
   ＞対象ページはこちらです
2. STEP.2
   「機種変更」で手続きを進める
3. STEP.3
   現在契約している料金プランを選択して購入手続きに進む
4. STEP.4
   My softbankにログインする
5. STEP.5
   配送情報を入力する
6. 終了

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクのeSIMで使う方法

2018年以降に発売したiPhoneであれば、物理カード不要でより手軽なeSIMにも対応しています。

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクのeSIMで使う場合の手順は以下の通りです。

1. STEP.1
   eSIMプロファイルをダウンロードする
   ※Wi-Fi接続が必要です
2. STEP.2
   eSIMの回線切り替え
3. 終了

それぞれの手順について、詳しく解説します。

eSIMプロファイルをダウンロードする

eSIMはカードを差し込む代わりにプロファイルを端末にダウンロードすることになります。

買ったばかりのiPhoneであれば「モバイル通信を設定」画面が表示された段階で「QRコードを使用」を選択し、eSIMの申し込み審査完了後にお客さまページへログインすると表示されるQRコードを読み込みます。

初期設定の時点でダウンロードせずに「あとで行う」を選択した場合には、「設定」＞「モバイル通信」から同様の操作が可能です。

eSIMの回線切り替え

eSIMの申し込み審査が完了すると、メールが送られてきます。

そのメールに記載されたURLからお客さまページにアクセスしログインしてください。

画面の指示に従って「eSIMの利用を開始する」ボタンを押すと、回線の切り替えが完了します。

オンラインなら手数料無料

USIMカードからeSIMに切り替えたい場合、オンラインの「My Softbank」から手続きをすると手数料がかかりません。

ただし、USIMからeSIMへ切り替える際にはeSIMを利用したい端末でモバイルデータ通信ができなくてはいけません。

そのため、USIMの交換が必要な機種の場合はまず専用のUSIMを用意してからeSIMに切り替える必要があります。

iPhoneに移行後のAPN設定手順

ソフトバンクかつiPhoneの場合、SIMカードを挿入すると自動で認識・設定されるためAPN設定は基本的に不要です。

カードをiPhoneに差し込んで電源を入れれば、すぐに利用できるようになっています。

もしもSIMを差し替えてもうまく通信できない場合には、以下の手順でアップデートを行うとうまくいく場合があります。

なお、アップデートにはネット回線が必要となるため、Wi-Fiのある環境で作業を実施しましょう。

【ソフトバンク】iPhoneの通信がうまくできない場合

1. STEP.1
   「設定」を開く
2. STEP.2
   「一般」＞「情報」の順にタップ
3. STEP.3
   ダイアログの「アップデート」をタップ
   ダイアログが出てこない場合は、すでに最新の状態のためアップデートは不要です
4. 終了

アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使う際によくある質問

最後に、アップルストアで買ったiPhoneをソフトバンクで使う際によくある質問とその回答を紹介します。

ソフトバンクでiPhoneを利用するならアップルストアでの購入がお得！

iPhoneはアップルストアで購入してもソフトバンクで問題なく利用できます。

さらに、そもそもの価格が割安なので、キャリアの返却プログラムを利用しないのであればアップルストアが断然お得です。

一方、ソフトバンクで買えば購入と契約を別でする手間が省けるというメリットはあります。

ですが、手続きにかかる費用はオンラインを利用すればすべて無料。また、アップルストア店舗であればソフトバンクと紐づけて購入することも可能です。

アップルストアがお近くにある人は、アップルストアでソフトバンクの契約に紐づけて購入という方法も検討してみてください。