今回の記事では、格安SIMについて基本からわかりやすく解説します。
格安SIMの種類やキャリアとの違い、どんなメリット・デメリットがあるのかを詳しくまとめました。
さらに、1700社以上もある格安SIMの中からおすすめのブランドも6つ紹介します。
「格安SIMって結局なんなの?」と疑問に思っている人は、この記事で疑問を解決してお得な格安SIMへの乗り換えを検討してみてください。
- 格安SIMには「キャリアの格安プラン」と「MVNO」がある
- キャリアと比べて速度は劣るが料金は圧倒的にお得!
- プランが豊富で柔軟!使い方に合った格安SIMを選ぼう
- SIMロックや違約金がなくなりキャリアからの乗り換えも簡単に
- キャリアメールなど使えなくなるキャリアサービスに注意
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※記事内の金額は全て税込み表記となります。
格安SIMとは?わかりやすく解説
まずは、格安SIMとはなんなのか、どんな種類があるのかを解説していきます。
格安SIMとは?
格安SIMの反対が、自社回線で運営されるドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルという4つのキャリアです。
これらの4社は「MNO(エムエヌオー/Mobile Network Operator)」と呼ばれる、移動体通信事業者で国から利用可能な電波帯を割り当てられ、自社で基地局やアンテナを整備して通信サービスを提供しています。
一方の格安SIMは「MVNO(エムブイエヌオー/Mobile Virtual Network Operator)」と呼ばれます。意味は「仮想移動体通信事業者」です。
画像引用元:総務省 | 携帯電話ポータルサイト
自社の電波の割り当てはなく、上記MNO4社の回線のネットワークを借りて通信サービスを提供します。
MVNOは自社で基地局やアンテナの整備をする必要がありません。その分コストが抑えられ「格安」と言えるほどの低価格を実現しています。
さらに、基地局を持つMNOとその設備を利用するMVNOの間には、MVNE(エムブイエヌイー/Mobile Virtual Network Enabler)という事業者が存在します。
画像引用元:MEEQ
仮想移動体サービス提供者と呼ばれるMVNEは、MNOからまとめて回線を借りて、MVNOに卸したり「MVNOの支援」を行う事業者です。
MVNEの中には「MVNOの支援」だけでなく、MVNO事業者もしている会社もあります。MVNO事業も行なっている代表的なMVNEは下記です。
MVNE | MVNO事業 | 詳細 |
---|---|---|
NTTコミュニケーションズ | OCNモバイルONE | 新規受付終了 *NTTドコモと合併 |
株式会社オプテージ | mineo | 公式サイト |
ミーク株式会社 (旧ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社) | NUROモバイル | 公式サイト |
株式会社インターネットイニシアティブ | IIJmio | 公式サイト |
ビッグローブ株式会社 | BIGLOBEモバイル | 公式サイト |
日本通信株式会社 | 日本通信SIM / b-mobile | 公式サイト |
株式会社TOKAIコミュニケーションズ | LIBMO | 公式サイト |
MVNEがあることによって、膨大な費用がかかる設備投資やシステム環境などを維持するための高い技術力などのハードルが下がり、MVNO事業を始める事業者が急激に増えました。
また、格安SIMなら、ドコモ・au・ソフトバンクだと1人当たり5,000~8,000円は当たり前だったスマホ料金が半額~5分の1程度にまで安くなります。
格安SIMの利用者はどのくらい?
引用元:総務省「通信市場の動向について」より。事業者数、契約数、シェアは2022年12月末時点。
2001年のb-mobile登場から始まったMVNOは、2022年末時点で事業者数1,732社にものぼります。
契約者のシェアは全体の約13%(2864万件)、8人いたら1人はMVNOを使っていることになります。
MVNOと格安プランのちがい
格安SIMと呼ばれる料金の安い通信サービスは「MVNO」「キャリアのサブブランド」「オンライン専用プラン」という3種類に分けられます。
呼称 | 回線 | どうして安い? |
---|---|---|
MVNO | キャリアのネットワークを借りている | 基地局整備のコストを削減 |
サブブランド | 自社のネットワーク(MNO) | 実店舗運営やサービス費用を削減 |
オンライン専用プラン | 自社のネットワーク(MNO) | 対面サポートなしでコストを削減 |
利用する回線が自社のものなのか、それともキャリアから借りたものなのかによって区別されます。
店舗を設置せずにオンライン専門にする、サポート内容を削減する、端末は販売せずSIMのみを扱うなどによってコストをカットし、低価格でのサービスを提供しています。
4大キャリア | サブブランド | オンライン専用プラン |
---|---|---|
NTTドコモ 契約数:8796万回線 2023.6 時点 | (エコノミーMVNO) ・LIBMO ・TONEモバイル | ahamo 契約数:500万回線 2023.5 時点 |
KDDI 契約数:6509万回線 2023.6 時点 | UQモバイル 契約数:推定580万回線 2023.6 時点 | povo 契約数:120万回線 2022.5 時点 |
SoftBank 契約数:5180万回線 2023.6 時点 | ワイモバイル 契約数:700万回線 2021.3 時点 | LINEMO 契約数:推定50万回線 ※契約者数非開示 |
楽天モバイル 契約数:524万回線 2023.6 時点 | - | - |
ドコモにはサブブランドがありません。
代わりに特徴的なサービスとして、ドコモエコノミーMVNOというドコモショップで手続きができる、MVNO事業者がいます。
サブブランドやオンライン専用の格安プランは、総務省による携帯料金の値下げ要請を受けて生まれました。
総務省が2023年3月に発表した調査によるとMVNOとキャリアのサブブランドやオンライン専用の「格安プラン」の契約者数の合計は、約5000万契約になったと発表しています。
画像引用元:総務省|携帯電話事業者各社が提供する新料金プランへの移行動向
21年2月以降に携帯各社が従来よりも安い「格安プラン」の提供を開始し、21年5月末に1600万、22年1月末に約3300万、23年1月末に約5000万と年々増加しています。
携帯電話契約数の33.9%に相当し、全体の3割の方がMVNOを含む、格安プランを利用していることになります。
MVNOとサブブランド、いずれも料金の安さがメリットでSIMのみ契約が中心という点で「格安SIM」と呼ばれています。
※4キャリアの契約者数は一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)2023年6月第1四半期のデータを引用しています。
※サブブランド・オンライン専用プランは各社公式発表のデータを参考にしています。
※UQモバイルとpovoの契約は2023年6月時点で合計700万回線と発表されている為、UQモバイルの契約数を推定580万回線としています。
キャリアと格安SIMの違いまとめとよくある質問
画像引用元:総務省 | 携帯電話ポータルサイト
キャリアと格安SIMは、料金はもちろん、速度やサポート面でも違いがあります。
特にキャリアから格安SIMに乗り換える際によく出てくる疑問点についてQ&A形式で紹介します。
SIMカード、eSIMってなに?
スマホを買い替えてもSIMカードを入れ替えれば同じように通信できるのは、SIMカードの情報をもとに接続しているためです。
画像引用元:ドコモオンラインショップ
eSIMは、スマホの製品本体にSIMデータを記録する部品が組み込まれている仕組みのことです。「eSIM」なら、カードも不要でeSIMに対応可能な格安SIMも増えています。
最新機種を安く買うならキャリアがいいの?
画像引用元:総務省 | 携帯電話ポータルサイト
ただ、現在はキャリアの契約をせずに端末だけ購入することも可能です。
端末購入=キャリア契約ではないため、キャリアで購入した端末を格安SIMで使うという方法もあります。
中古スマホを買うときの注意点は?
中古スマホは主に下記の方法で購入できます。
- 中古端末を扱っている携帯キャリアで購入する
- リユースモバイル認証事業者で購入する
- フリマサイトなど個人間での取引をする
個人間で取引をする場合はトラブルも多いので、携帯キャリアの認定中古スマホや中古端末を取り扱っている事業者など信頼できる事業者での購入がおすすめです。
スマホはそのまま使えるの?
ですが、2023年時点では全社SIMロックは行っていないため、格安SIMに乗り換えてもスマホはそのまま使えます。
ただし、大手携帯会社のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクから購入している場合は、SIMロック解除やANP設定などの設定が必要な場合があります。
電話番号を変えずに乗り換えられるの?
以前までは、乗りかえる前の携帯会社でMNPの予約番号を発行したりする手続きが必要でしたが、2023年5月24日より、乗りかえる前の携帯会社の手続きが不要になる新しい制度ができました。
画像引用元:総務省 | 携帯電話ポータルサイト
「MNPワンストップ」という制度で、乗換え先の携帯会社で申し込むだけでMNP手続きを進めることができます。
キャリアから格安SIMなど、乗り換えがより自由に簡単にできるようになりました。
キャリアから格安SIMへの乗り換えは、使っているスマホや携帯番号もそのままで乗り換えできたり簡単に乗り換えができます。
ただし、乗り換えで気にしなければいけないのはセット割・家族割の有無、通信速度などです。
違いを比較 | 回線 | 料金 | セット割/家族割 | サポート | 速度 | 端末 | eSIM対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
キャリア | 自社回線(MNO) | 割高 | あり | 実店舗あり | 速い | 最新端末も販売 | 対応 |
格安SIM / サブブランド | 自社回線(MNO) | 割安 | あり | 実店舗あり | やや速い | 旧機種が中心 | 対応 |
格安SIM / オンライン専用 | 自社回線(MNO) | 割安 | なし | オンラインのみ | やや速い | 端末販売なし | 対応 |
格安SIM / MVNO | 借りている回線 | 安い | 基本なし (一部あり) | オンラインのみ (一部実店舗あり) | 混雑の影響を受けやすい | 端末販売なし (一部取り扱いあり) | 非対応が多い |
特に、光回線・ホームルーターとのセット割や、家族割り引きを利用している人は乗り換えで割引がなくなってしまう可能性があります。
通信費全体がどうなっているのか再度チェックしてみてください。
格安SIMの優れている点
キャリアに比べて格安SIMが優れているのは、以下の3つのポイントです。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
圧倒的に維持費が安い
画像引用元:格安SIM(スマホ)ならHISモバイル
格安SIMの一番の魅力は、やはり毎月の利用料金の安さです。
大手キャリアでも小容量・低額のプランを始めていますが、格安SIM各社と比べると見劣りします。
格安SIMで月々のデータ容量が3ギガのプランの場合、1,000円前後が相場となっています。
3ギガプランの料金比較
項目 | 月額料金 |
---|---|
770円 | |
792円 | |
990円 | |
990円 | |
1,078円 | |
1,210 円 | |
1,320円 | |
2,167円 | |
990円(5GB) | |
2,365円(4GB) | |
2,365円(4GB) |
総務省が実施した利用者意識調査の結果でも、約半分の52.5%の方が乗り換えをして通信料金が安くなったと回答しています。
格安SIMは10〜20ギガのプランは2,000円前後が相場なので、格安SIMでは3〜20ギガの利用者が多いこともうかがえます。
画像引用元:総務省が実施した利用者意識調査の結果
大手キャリアから格安SIMに乗り換えれば、毎月の通信量が約2,000円〜3,000円も安くなることになります。
もちろん格安SIMの料金にも幅はありますが、キャリアからの乗りかえであればほぼ確実に安くなるでしょう。
料金プランがわかりやすい
格安SIMは、サービス内容をシンプルにすることでコストを抑えている面があります。
実店舗でのサポートがなかったり、オンライン専用プランも多いですが、総務省が実施した利用者意識調査の結果では6割の方が難しい、分かりづらい手続はなかったと回答しています。
画像引用元:総務省が実施した利用者意識調査の結果
料金プランがわかりやすく、複雑なセット割・オプションサービスなどもあまりありません。
基本料金として月々990円のみ、という風に支払い内容がわかりやすくなると、内訳を把握せずなんとなくで払ってしまっている…という状況にも陥りにくいです。
プラン内容が豊富
キャリアが4社なのに対して、1,700社以上もある格安SIM。他社との差別化をはかるために、料金だけでなくサービス内容にも工夫があります。
下記は2021年12月に総務省が実施した、全国の18歳から79歳男女を対象にしたウェブアンケート調査結果です。
MVNOに乗り換えた方の満足度は、キャリア(MNO)に乗り換えた方よりも高い傾向がみられています。
画像引用元:総務省 | 携帯電話ポータルサイト
データ通信専用プランや、1GB刻みで容量が選べるプラン、自分が使いたい機能だけをオプションで追加できるプランなど、プラン内容の柔軟さが格安SIMの魅力のひとつです。
格安SIMはデータの繰り越しができたり、シェアプランなど独自サービスも豊富です。
キャリアのプラン内容だとデータ容量が大きすぎたり、使わない機能が多かったりした人は、自分の使い方に合った格安SIMを選べればかなりの節約になります。
格安SIMの優れていない点
格安SIMの優れていない点、乗り換え前に注意したいことには以下のようなものがあります。
通信速度が遅い
格安SIMの一番のネックは、通信速度です。
回線を借りているMVNOは、キャリアやサブブランドと比べるとやはり速度は遅くなってしまいます。
平均ダウンロード速度の比較
種類 | 会社・ブランド名 | 平均ダウンロード速度 |
---|---|---|
キャリア | ドコモ | 120.29Mbps |
au | 80.59Mbps | |
SoftBank | 96.5Mbps | |
楽天モバイル | 84.1Mbps | |
サブブランド | ahamo | 70.48Mbps |
UQモバイル | 81.2Mbps | |
ワイモバイル | 90.13Mbps | |
格安SIM | mineo | 40.19Mbps |
y.u mobile | 52.26Mbps | |
イオンモバイル | 37.94Mbps |
引用元:みんなのネット回線速度
速度は、キャリア>サブブランド>格安SIMの順で遅くなると考えていいでしょう。
特に、お昼休みや夕方~夜など利用者が多く混雑する時間帯には通信が遅くなる傾向にあります。
安さと速度を両立したいのであれば、サブブランド系がおすすめです。
一方で、「速度が遅くても安い方がいい」というニーズに応えて、mineoのように逆に通信速度を低速に抑えるかわりに格安で提供しているブランドもあります。
利用できないサービスがある
キャリア独自のサービスでよく使っているものがある人は、格安SIMに乗り換えることで不便を感じる可能性があります。
特に気になるのは、スマホ代と合わせて各種オンライン決済を行えるキャリア決済と、キャリアの独自アドレスのキャリアメールです。
画像引用元:総務省 | 携帯電話ポータルサイト
キャリアメールに関しては月額110円~のアドレス引っ越しサービスを利用すれば引き続き利用することができますが、継続課金が必要となります。
キャリア決済はそれぞれのサブブランドであれば利用できる場合が多いですが、MVNOはほぼ対応していません。
支払い方法が限られている
格安SIMは、支払い方法がクレジットカード払い限定のところも多いです。
また、キャリア4社はクレジットカードだけでなく口座振替にも対応していますが、格安SIMの多くは申し込み時点でクレジットカード情報が必要です。
支払い方法を口座振替にしたい人は、格安SIMの選択肢も限られてくるでしょう。
実店舗がない
一部をのぞき、格安SIMには実店舗がありません。
これは店舗運営のコストを削減し、その分月々の利用料金を下げるためです。
そのため、大手キャリアのように街中にあるショップに直接出向いて料金プラン変更やスマホの故障について相談することはできません。
対面でサポートを受けたい人にとっては残念に感じるポイントです。
格安SIMと格安スマホでおすすめなのは?
ここまで、格安SIMが怪しいサービスではないこと、消費者にとって通信費を下げられる選択肢のひとつであることを説明してきました。
ただ、先に書いたように格安SIMはとにかく種類が豊富です。
「格安SIMに乗り換えたい!」と思っても、候補を選ぶだけでも難しく感じてしまいます。
ここでは、おすすめの格安SIM6種類を紹介します。気になるものがあれば、詳細をチェックしてみてください。
基本情報比較
格安SIM | 詳細 | データ量 | 月額料金 | 平均実行速度 | 回線の種類 | 家族割・セット割 | データの繰り越し | データシェア | eSIM対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 公式サイト | 3GB〜無制限 | 1,078円 〜3,278円 | 84.1Mbps | キャリア(MNO) | なし | できない | できない | 対応 |
ahamo | 公式サイト | 20GB | 2,970円 | 71.44Mbps | キャリア(MNO) オンライン専用 | なし | できない | できる | 対応 |
100GB | 4,950円 | ||||||||
LINEMO | 公式サイト | 3GB | 990円 | 81.32Mbps | キャリア(MNO) オンライン専用 | なし | できない | できない | 対応 |
20GB | 2,728円 | ||||||||
ワイモバイル | 公式サイト | 4GB〜30GB | 2,365円 〜5,115円 | 90.57Mbps | キャリア(MNO) サブブランド | あり | できる | できる | 対応 |
UQモバイル | 公式サイト | 4GB〜20GB | 2,365円 〜3,278円 | 81.51Mbps | キャリア(MNO) サブブランド | あり | できる | できない | 対応 |
y.uモバイル | 公式サイト | 5GB〜20GB | 1,070円 〜4,170円 | 52.26Mbps | MVNO | なし | できる | できる | 非対応 |
通信制限を気にせず使いたいなら楽天モバイル
楽天モバイルは厳密には格安SIMではありませんが、格安SIM並みの低価格で利用できるため、他の3キャリアからの乗り換え候補としては非常におすすめです。
楽天モバイルは、使ったデータ容量に応じて料金が変わる従量課金制。
20GBを超えた後は、どんなに使っても上限の3,278円以上にはなりません。
楽天モバイルはキャリア回線で通信速度が安定しているというのもメリットです。
5分以内の通話無料&海外でそのまま使えるahamo
動画や音楽も速度制限を気にせず楽しみたいという人は、大容量なのにお得なahamoがおすすめです。
20GBの場合は他社と比べると月額料金がやや高めですが、「ahamo大盛オプション」で100ギガの大容量で使うならお得です。
また、ahamoは5分以内の通話が無料でプランに含まれています。
ahamoは追加料金なしで海外でそのまま使える特徴があり、口コミでも便利と高評価の声が多いです。
シンプルな安さで選ぶならLINEMO
安さと分かりやすさ重視!という人は、LINEMOがおすすめです。
LINEMOは2種類のみのシンプルな料金プラン設定が特徴。
3GBで990円という安さ、しかもLINEのトークや通話利用分のデータ通信量ゼロになる「LINEカウントフリー」なので、普段の連絡はLINEが多いという人はさらにお得です。
また、LINEMOはお得なキャンペーンを頻繁に実施しているため、タイミングが良ければ1年目は実質0円で使えるかも知れません。
家族割やネット回線とのセット割で選ぶならワイモバイル
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドのため、家族割やネット回線とのセット割が適用されることでお得になります。
セット割はどのキャリアも月額最大1,100円割引のところが多いですが、ワイモバイルでは2023年10月に新プランが発表され、月額最大1,650円割引になります。
ワイモバイルはソフトバンクAirやソフトバンク光などセット割対象となっている自宅のネット回線と同時に契約できる人におすすめです。
また、ワイモバイルはキャリアのサブブランドや格安プランの中で唯一、シェアプランがあります。
セット割やギガを節約したいならUQモバイル
UQモバイルはauのサブブランドのため、家族割やネット回線とのセット割が適用されることでお得になります。
UQモバイルはau光やUQ WiMAXなどセット割対象となっている自宅のネット回線と同時に契約できる人におすすめです。
また、実店舗でのサポートが受けられるのもサブブランドのメリットです。
UQモバイルはギガを消費しない「低速モード」へと自由に切り替えが可能。格安SIMのデータ容量が少なくてすぐ使い切ってしまわないか不安…という人にもおすすめです。
ギガを節約したいならy.u mobile
余ったデータ容量を翌月に繰り越したいなら、y.u mobileがいいでしょう。
ahamoやLINEMOは繰り越しに対応していないため、余ったギガは月を跨いだ時点で無かったことになってしまいます。
y.u mobileは、余ったギガが消えることのない永久繰り越しを採用している珍しい格安SIMです。
また、y.uモバイルは、USEN-NEXT HOLDINGSとヤマダホールディングスの共同出資でできたMVNO事業のため、U-NEXTが見放題になるプランもあります。
格安SIMについて理解してお得に乗り換えよう!
画像引用元:総務省 | 携帯電話ポータルサイト
今回の記事では、格安SIMとキャリアのちがい、どこが優れている・優れていないのかを解説しました。
- キャリアと比べて速度は劣るが料金は圧倒的にお得!
- プランが豊富で柔軟!使い方に合った格安SIMを選ぼう
- MNPワンストップでキャリアからの乗り換えも簡単に
- キャリアのサブブランドは家族割やセット割でお得になる
- キャリアのオンライン専用プランは家族割やセット割の対象外
キャリアの使い心地から大きく変わるのが不安な人はサブブランドやオンライン専用プランがおすすめです。
データ容量やオプションなどもっと自由に選びたいという人はMVNOをチェックしてみてください。
自分に合った格安SIMが見つかれば、今まで通りの使い方でも毎月のスマホ代がお得になりますよ。