主要な格安SIM13社の「データSIM(データ専用SIM)」を比較して、利用データ容量別におすすめを紹介します!
データSIMのメリット・デメリットや失敗しない選び方もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
「データSIM(データ専用SIM)」とは?
データSIMとは、その名の通りデータ通信のみ利用できるSIMカードです。
音声通話(電話)やSMSができない代わりに、音声SIMよりも割安な料金で利用できます。
タブレット・ルーターでデータ通信を安く利用したい人や、メインの音声SIMとは別に予備回線を保有しておきたい人におすすめです。
データSIMのメリット・デメリット
- メリット
- デメリット
-
- 料金が安い
- 2台持ちしやすい
- 複数回線をカンタンに使い分けできる
- 契約手続きが簡単
-
- 通話ができない
- SMSが使えない
- キャンペーンが適用されないケースが多い
- 通信速度(実効速度)をチェックする
- 自分の用途に合ったデータ容量を選ぶ
- 予備回線は音声SIMと別回線のデータSIMを使う
- デュアル運用ならeSIM対応の格安SIMがおすすめ
- 3GBならHISモバイルがおすすめ
- 5GB+繰り越しならy.uモバイルがおすすめ
- 10GBならNUROモバイルがおすすめ
- 20GBならIIJmioがおすすめ
- 無制限ならmineoがおすすめ
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※記事内の金額は全て税込み表記となります。
データSIMのメリット4個
データSIMには、次のようなメリットがあります。
料金が安い
通話やSMSができないという制限がある分、データ専用SIMは料金が最も安いです。
以下に一例として、y.u mobileの音声通話SIMとデータ専用SIMのSMSあり・SMSなしプランをご紹介します。
5GB | 20GB | |
---|---|---|
音声通話SIM | 1,070円/⽉ | 4,170円/⽉ |
データ専用SIM SMSあり | 932円/⽉ | 4,082円/⽉ |
データ専用SIM SMSなし | 800円/⽉ | 3,950円/⽉ |
使えるデータ通信量は同じなのに、音声通話SIMとデータ専用SIM(SMSなし)では5GBプランで月額270円、20GBプランで220円の差です。
通話の必要がないタブレットやルーターに使う場合はデータ専用SIMの機能で十分ですし、料金も安く済みます。
スマホで使う場合も、料金の安いデータSIMと音声SIMが安い格安SIMを組み合わせれば、データSIMの「音声通話ができない」デメリットをカバーできるでしょう。
- povo:基本料金0円で音声通話ができる
- 楽天モバイル:実質月額1,078円で国内通話がかけ放題
povoは基本料金0円で音声SIMを契約できます。
トッピングせずに利用した通話料のみ支払ってもいいですし、5分以内通話かけ放題のトッピングをしてもいいでしょう。
通話かけ放題にしたい場合は、povoでトッピング購入でもいいですが1,650円かかります。
povoの代わりに楽天モバイルを入れて楽天Linkで通話をすれば通話料は無料です。
2台持ちしやすい
月額料金が安い分、2台持ちしやすいのもデータSIMのメリットです。
通常、電話番号は1つあれば事足ります。
一方、メインのスマホとは別に、通話はできなくともサブ機として動画を見たり、SNSを使ったり、もしくはカーナビ代わりに使いたい、という方もいるでしょう。
そんな時には料金の安いデータ専用SIMがおすすめです。
維持費が安いので無理なく続けられるでしょう。
また、メインのスマホとは違う回線を持つことで通信障害対策にもなります。
複数回線をカンタンに使い分けできる
最近では、多くのスマホが2つのSIMを使い分けられる「デュアルSIM」に対応しています。
デュアルSIM対応の機種なら、メインの音声SIMとサブのデータ専用SIMを1台のスマホで併用可能です。
最近は物理的なSIMカードだけでなく、スマホの本体に内蔵された「eSIM」に対応する機種および通信会社も増えてきました。
eSIMであればオンラインで手続きした後、発行されたQRコードなどを読み込むことですぐに回線を開通できます。
iPhoneはiPhone XR以降の機種でデュアルSIM(SIMカード+eSIM)が利用可能です。
Androidでは基本的にSIMフリースマホがデュアルSIM(SIMカード×2枚またはSIMカード+eSIM)に対応しています。
大手キャリアのAndroidスマホはデュアルSIMが使えない機種も多いので注意しましょう。
契約手続きが簡単
データSIMには、契約手続きが簡単というメリットもあります。
音声SIMの場合、契約時に本人確認が必須です。
本人確認書類を撮影・提出するのは面倒ですし、書類に不備があると契約に時間もかかります。
一方、データSIMの場合は本人確認が原則不要です。
本人確認書類を用意する必要がなく審査もスピーディなので、必要なときにサクッと契約できます。
ただし、SMS機能を使う場合はデータSIMでも本人確認が必要なので注意してください。
データSIMのデメリット3個
格安SIMのデータSIMにはさまざまなメリットがある一方、次のようなデメリットもあります。
通話ができない
データSIMは音声通話機能のないSIMなので、090・080・070から始まる電話番号が付与されず、標準の通話アプリでの通話ができません。
スマホでデータ専用SIMを使う場合は他に音声SIMを入れてデュアルSIM運用しましょう。
なお、データ専用SIMでもIP電話アプリを利用すれば、インターネット回線を利用して050から始まる電話番号で通話ができます。
IP電話であれば電話する相手が携帯電話だけでなく、固定電話にもかけられます。
ただし、IP電話やLINE通話にもデメリットがあります。
- 通話品質は通常の電話に劣る
- 110番や119番の緊急通報はできない
- 0570(ナビダイヤル)や0120(フリーダイヤル)にも原則かけられない
とくに、緊急時に110番や119番ができないのは大きなデメリットと言えます。
基本的には、音声SIMとのデュアルSIM運用がおすすめです。
SMSが使えない
データ専用SIMでは、電話番号で文章を送れるSMS(ショートメッセージサービス)も利用できません。
「SMSなんて滅多に使わないから問題ない」と思われるかもしれませんが、SMSはLINEなどのサービス登録時に認証方法として使われています。
SMS非対応のデータ専用SIMだとこれが行えなくなるため、不便さを感じることとなるのです。
しかし、データ専用SIMでも100円前後の追加料を払えばSMSを利用できるようになります。
利用料金は高くなりますが、自分のニーズに合わせて選びましょう。
キャンペーンが適用されないケースが多い
データSIMだと、格安SIMのキャンペーンが適用されないことが多いので注意しましょう。
多くの格安SIMでは、月額料金の割引や端末セールといったお得なキャンペーンが実施されています。
しかし、こういったキャンペーンは音声SIMのみ対象で、データSIMだと適用されないケースがほとんどです。
例えばIIJmioでは、月額料金が6ヶ月間440円割引されるキャンペーンを実施していますが、これは音声SIMを申し込んだ場合のみ適用されます。
データSIMではキャンペーンが適用されず、割引を受けられません。
キャンペーン期間中にIIJmioモバイルサービス ギガプランの対象プラン「音声SIM」または「音声eSIM」を新規でお申し込みの場合、利用開始月から月額料金を6ヵ月間440円(税込)割引します。
引用元:ギガプラン | 格安SIM/格安スマホのIIJmio
格安SIMのキャンペーンを利用したい場合は、データSIMも対象かどうかを必ずチェックしてくださいね。
データSIMの選ぶポイント
データSIMを契約する際は、次のポイントに着目して選びましょう。
通信速度(実効速度)をチェックする
データSIMを選ぶ際は、必ず通信速度(実効速度)をチェックしましょう。
いくら安くても、通信速度が遅くて使い物にならなければ意味がありませんよね。
ただ安いだけでなく、可能な限り通信速度が速い格安SIMを利用することが重要です。
必要な通信速度は用途によって異なりますが、最低でも平均5Mbps以上の速度が出る格安SIMをおすすめします。
必要となる通信速度の目安
項目 | 必要となる通信速度の目安 |
---|---|
Webサイト閲覧 | 平均1.5Mbps |
メール | 平均1Mbps |
動画 | YouTube標準画質(480p):1.1Mbps フルHD画質(1080p):5Mbps 4K画質(2160p):20Mbps |
音楽 | 標準音質:96kbps 高音質:160kbps 最高音質:320kbps |
通信速度で選ぶ際は、最高速度ではなく実際に測定された「実効速度」で比較しましょう。
最高速度はあくまでも理論上の速度であり、それだけの速度が出ることがまずないためです。
みんなのネット回線速度(みんそく)のような外部サイトで、実効速度をチェックしてみてください。
自分の用途に合ったデータ容量を選ぶ
通信速度と同じくらい重要なのが、自分の用途に合ったデータ容量を選ぶことです。
一般的に、格安SIMは利用できるデータ容量が多くなるほど月額料金も高くなります。
自分が普段どれくらいのデータ通信を使うかを把握し、それに合ったデータ容量が用意されている格安SIMを選びましょう。
必要なデータ容量の目安
用途 | データ容量の目安 |
---|---|
通信障害に備えて、予備回線として保有する | 1GB以下 |
SNSやブラウジングがメイン | 1~3GB |
たまに動画視聴やゲームを利用する | 5~10GB |
動画視聴や電子書籍の閲覧、ゲームなどを頻繁に利用する | 20GB以上 |
ほとんどの格安SIMは、契約後のプラン変更(データ容量の変更)に対応しています。
不安な場合は想定より少し多めのデータ容量で契約し、実際に使ってみて判断するのもおすすめです。
予備回線は音声SIMと別回線のデータSIMを使う
データSIMを音声SIMの予備として使う場合は、異なる回線のデータSIMを選んでください。
回線が異なる2つのSIMを併用することで、通信障害に備えられます。
例えばドコモ回線の音声SIMを利用している場合は、au回線かソフトバンク回線のデータSIMがおすすめです。
デュアル運用ならeSIM対応の格安SIMがおすすめ
メインの音声SIMとデータSIMをデュアル運用したいなら、eSIM対応の格安SIMを選びましょう。
とくにiPhoneは物理SIMカードを1枚しか挿せないため、デュアルSIMを活用したいならeSIMがマストです。
AndroidもGoogleのPixelシリーズをはじめ、物理SIM+eSIMでデュアルSIMが利用できる機種が増えています。
eSIMはデータSIMを利用するうえで必須の機能ではありませんが、対応していれば選択肢の幅が増え、より柔軟なデュアルSIM運用が可能です。
格安SIMのデータ専用通信プランを13社比較
データSIMはたくさんの格安SIMが提供しています。
その中でも主要な13社のデータSIMの料金を、容量別に比較してみましょう。
格安SIM | 3GB | 5GB | 10GB | 20GB | 無制限 |
---|---|---|---|---|---|
HISモバイル | 580円 | - | - | 1,980円 | - |
y.uモバイル | - | 800円 | - | 3,950円 | - |
NUROモバイル | 627円 | 825円 | 1,320円 | - | - |
IIJmio | - | eSIM:660円 物理SIM:900円 | eSIM:1,100円 物理SIM:1,400円 | eSIM:1,650円 物理SIM:1,950円 | - |
mineo | - | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 | 最大1.5Mbps:990円 最大3Mbps:2,200円 |
LIBMO | 858円 | - | - | 1,991円 | - |
イオンモバイル | 858円 | 1,078円 | 1,628円 | 1,738円 | - |
BIGLOBEモバイル | 990円 | - | - | 4,950円 | - |
LinksMate | 550円 | 858円 | 1,518円 | 2,618円 | - |
QTモバイル | - | - | 1,650円 | 1,870円 | - |
エキサイトモバイル | 1,100円 | - | - | 1,958円 | - |
楽天モバイル | 1,078円 | - | - | 2,178円 | 3,278円 |
povo2.0 | 990円 | - | - | 2,700円 | 24時間:330円/回 7日間×12回分:9,834円/回 |
3GBが安いのはLinksMateとHISモバイルです。
どちらも月額600円でお釣りがくる安さなので、サブ回線として無理なく保有できます。
5~20GBはいずれもIIJmioのデータeSIMが最安です。
他の格安SIMより200~300円ほど安く使えます。
ただし物理SIMだとやや割高になるので、y.u モバイル、NUROモバイル、イオンモバイルも検討してみましょう。
無制限プランを安く使うならmineoがおすすめです。
最大1.5Mbpsの「マイそくスタンダード」なら、他社の3~5GBとほぼ同じ月額料金でデータ通信をほぼ無制限に使えます。
速度は他社よりも遅めですが、データ容量を気にせず使えるサブ回線を安く保有したい場合にピッタリです。
データSIMの最安比較おすすめ5選
ここでは、データ容量別におすすめの格安SIMプランをご紹介します。
3GBならHISモバイルがおすすめ
- 3GBの料金が最安級!
- データチャージの料金も安い
- 7GB以下は月額50円をプラスすればSMS追加もできる
- 対応回線はドコモのみ
- 余ったデータ容量を繰り越せない
3GB1,000円前後で提供している音声SIMが多いなか、HISモバイルなら月額580円で3GBのデータ通信を利用できます。
通話用にpovoとデュアルSIMにし、550円の5分以内通話かけ放題トッピングをつけたとしても、合わせて1,130円です。
データチャージも1GBあたり200円と他社と比べても安いので、もし3GBを使い切ってしまっても安心ですね
また、HISモバイルの7GB以下のプランは、月額50円プラスするだけでSMSが利用できます。
音声通話は必要ないけどSMS認証は利用したい、という人にもピッタリです。
HISモバイルの基本情報
項目 | データSIM | SMS付きSIM | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1GB | 440円 | 490円 |
3GB | 580円 | 630円 | |
7GB | 880円 | 930円 | |
20GB | 1,980円 | 2,130円 | |
50GB | 4,980円 | 5,930円 | |
速度制限時 | 最高200kbps | ||
ネットワーク | 5G・4G・3G | ||
手続き方法 | オンライン・店舗 | ||
データチャージ | 1GBチャージ200円 | ||
新規契約事務手数料 | 3,300円 | ||
運営会社 | H.I.S.Mobile株式会社 | ||
詳細 | HISモバイル公式を見る |
5GB+繰り越しならy.uモバイルがおすすめ
- 余ったギガは100GBまで永久に繰り越し可能
- データチャージの料金が他社よりも安い
- 20GBプランはU-NEXTの月額料金込み
- 20GBプランはU-NEXTが不要な人だと割高
- 対応回線はドコモのみ
- 制限時の速度は最大128kbpsと遅め
5GBプランならy.u mobileがおすすめです。
物理SIMの5GBプランでは料金が最安なうえに、余ったギガを永久に繰り越せます。
保有できるギガは100GBまでという上限はあるものの、期限切れを気にしなくていいのはうれしいですね。
また、データチャージの料金が安いのもメリットのひとつ。
1GBチャージだと330円ですが、10GBチャージだと1,200円で1GBあたり120円と激安です。
20GBプランは月額料金がやや高めですが、これは動画配信サービス「U-NEXT」の料金が含まれているためです。
U-NEXTの月額料金は2,189円なので、普段からU-NEXTを利用しているなら20GBプランが実質1,772円で使えますよ。
y.u mobileの基本情報
項目 | シングル | シェアU-NEXT |
---|---|---|
データ容量 | 5GB | 20GB |
月額料金 | SMSなし:800円 SMSあり:932円 | SMSなし:3,950円 SMSあり:4,082円 |
速度制限時 | 最大128kbps | |
ネットワーク | 4G・3G | |
ギガの永久繰り越し | ○ | |
ギガのシェア | - | ○最大4人 |
U-NEXTの月額プラン料金を含む | - | ○ |
毎月U-NEXTポイント1,200円分付与 | - | |
手続き方法 | オンライン・店舗 | |
データチャージ | 1GBチャージ330円 10GBチャージ1,200円 |
|
新規契約事務手数料 | 3,300円 | |
運営会社 | Y.U-mobile 株式会社 | |
詳細 | y.uモバイル公式を見る |
10GBならNUROモバイルがおすすめ
- バリューデータフリーでLINEをよく使う人にお得
- Gigaプラスで3カ月ごとに無料でギガがもらえる
- ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応
- 20GB/40GBプランは音声SIMのみ
- 店舗での取り扱いはなし
10GBプランでおすすめなのはNUROモバイルです。
料金だけ比較すればIIJmioの方が安いですが、NUROモバイルにはバリューデータフリーとGigaプラスがあります。
バリューデータフリーは、LINEの対象サービスを利用した際に、データ通信量を消費しないオプションです。
音声通話・ビデオ通話は対象ではありませんが、トークでのテキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信は全てデータフリーです。
トークメインの人なら、データ容量を節約しつつ好きなだけLINEを使えます。
Gigaプラスは契約プランに応じて、3カ月ごとにデータ容量を追加で受け取れるサービスです。
10GBのVLプランであれば3カ月に一度6GBが付与されるので、毎月実質12GB使えます。
もちろん付与された6GBを一気に消費することもできます。
NUROモバイルの基本情報
項目 | データSIM | SMS付きSIM | |
---|---|---|---|
月額料金 | 3GB | 627円 | 792円 |
5GB | 825円 | 990円 | |
10GB | 1,320円 | 1,485円 | |
15GB | 1,625円 | 1,790円 | |
速度制限時 | 最大200kbps | ||
ネットワーク | 5G・4G・3G | ||
手続き方法 | オンライン | ||
データチャージ | 1GBチャージ550円 | ||
新規契約事務手数料 | 3,300円 | ||
運営会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 | ||
詳細 | NUROモバイル公式を見る |
20GBならIIJmioがおすすめ
- eSIMを選べばさらに料金が安い!
- 余ったギガは翌月まで繰り越し可能
- 同一mio ID同士ならギガを分け合うことも可能
- 物理SIMはそこまで安くない
- eSIMはドコモ回線のみ
IIJmioのデータプランは物理SIMよりeSIMを選ぶことでさらにお得になります。
20GBでなんと1,650円という安さです。
IIJmioなら余ったデータを翌月まで繰り越せるうえに、同じ名義のSIMであればデータを分け合うこともできます。
家族で使ったり、1人でもスマホとタブレットでデータを分け合ったりなど無駄なく使えるところもおすすめです。
また、IIJmioでは専用アプリから手軽に高速と低速の切り替えができます。
低速にすると通信速度が最大300Kbpsに制限される代わりに、データ容量を消費しなくなります。
通信の開始直後だけ高速通信が利用できる「バースト転送」により、低速でもテキスト中心のWebページ閲覧やLINEのトーク、音楽ストリーミングであればスムーズです。
うまく高速と低速を切り替えて使えば、ギガが足りなくなる事態を回避できるでしょう。
IIJmioの基本情報
項目 | eSIM | データSIM | SMS付きSIM | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 2GB | 440円 | 740円 | 820円 |
5GB | 660円 | 900円 | 970円 | |
10GB | 1,100円 | 1,400円 | 1,470円 | |
15GB | 1,430円 | 1,730円 | 1,780円 | |
20GB | 1,650円 | 1,950円 | 1,980円 | |
30GB | 2,340円 | 2,640円 | 2,680円 | |
40GB | 2,940円 | 3,240円 | 3,280円 | |
50GB | 3,540円 | 3,840円 | 3,880円 | |
速度制限時 | 最高300Kbps | |||
ネットワーク | 5G・4G・3G | |||
手続き方法 | オンライン | |||
データチャージ | 1GBチャージ220円 | |||
新規契約事務手数料 | 3,300円 | |||
運営会社 | 株式会社インターネットイニシアティブ | |||
詳細 | IIJmio公式を見る |
無制限ならmineoがおすすめ
- 最大3Mbpsのデータ通信が使い放題に!
- パケット放題 Plusで高速通信と最大1.5Mbpsのデータ使い放題を併用できる
- au・ドコモ・ソフトバンク回線に対応している
- 月額料金は高め
- マイそくはデータSIMも音声SIMも料金が同じ
mineoはデータ容量で選ぶ「マイピタ」と、通信速度で選べる「マイそく」という2つのプランを提供しています。
マイピタは1GB・5GB・10GB・20GBの4つのデータ容量を展開していますが、ここにパケット放題 Plusをつけることで最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題です。
最大1.5Mbpsの速度なら、ネット検索やSNSはもちろん、標準画質であれば動画もスムーズに再生されます。
一方のマイそくは、格安で低~中速通信をほぼ無制限に使えるプランです。
高速通信は使えませんが、低~中速通信のみで良いならマイピタ+パケット放題 Plusより安くなります。
パケット放題 Plusとマイそくの比較
項目 | マイピタ+パケット放題 Plus | マイそく (スタンダード) |
---|---|---|
月額料金 | 5GB:1,650円 10GB:1,705円 20GB:1,925円 | 990円 |
直近3日間の速度制限 | あり | あり |
平日お昼の速度制限 | なし | あり (12~13時台は最大32kbps) |
ただし、マイそくは平日12~13時台に最大通信速度が32kbpsに制限される点に注意が必要です。
平日お昼の制限が気にならない人や高速通信が不要ならマイそく、高速通信も活用したいならマイピタ+パケット放題 Plusを選びましょう。
mineoの基本情報
項目 | 内容 | |
---|---|---|
月額料金 (マイピタ) | 1GB | 880円 |
5GB | 1,265円 | |
10GB | 1,705円 | |
20GB | 1,925円 | |
月額料金 (マイそく) | プレミアム (最大3Mbps) | 2,200円 |
スタンダード (最大1.5Mbps) | 990円 | |
ライト (最大300kbps) | 660円 | |
SMS利用料 | Aプラン:無料 Dプラン:+132円/月 Sプラン:+198円/月 |
|
速度制限時 | マイピタ:最高200Kbps マイそく:最高32kbps |
|
ネットワーク | 5G・4G・3G | |
手続き方法 | オンライン・店舗 | |
データチャージ | 100MBチャージ55円 | |
新規契約事務手数料 | 3,300円 | |
詳細 | mineo公式を見る |
おすすめデータSIMの速度を比較
本記事で紹介したおすすめデータSIMの速度を比較してみましょう。
以下はみんなのネット回線速度(みんそく)で直近3ヶ月に計測された測定結果の平均値です。
格安SIM | Ping値 | 下り速度 | 上り速度 | 測定件数 |
---|---|---|---|---|
HISモバイル | 59.84ms | 100.22Mbps | 17.41Mbps | 195件 |
y.u mobile | 51.56ms | 35.1Mbps | 7.32Mbps | 208件 |
NUROモバイル | 45.34ms | 44.59Mbps | 14.93Mbps | 502件 |
IIJmio | 63.43ms | 43.41Mbps | 9.79Mbps | 994件 |
mineo | 62.15ms | 55.5Mbps | 13.0Mbps | 1521件 |
出典:みんなのネット回線速度(みんそく)/2024年5月21日時点
実効速度が最も速いのはHISモバイルでした。
下りは平均100Mbpsを超えているので、動画視聴やアプリのダウンロードなども快適に利用できるでしょう。
他の格安SIMも下り平均で40~50Mbps前後なので、一般的な用途であれば問題なく使えます。
ただし、どの格安SIMもお昼や夕方など混雑時は速度が低下する可能性がある点には注意しましょう。
格安SIMのデータのみプランでよくある質問
最後に、格安SIMのデータのみプランに関するよくある質問に回答します。
データSIMでLINEは使えますか?
トークはもちろん、音声通話・ビデオ通話やLINE Pay機能の利用もOKです。
なお、LINEを新規で利用する際はSMSによる本人確認が必要なので、SMS機能付きのデータSIMを利用しましょう。
データ通信のみのSIMカードで何ができる?
ネットサーフィンや動画視聴、ゲーム、データ通信を利用する音声通話・ビデオ通話などであれば、データSIMでも利用可能です。
反対に、データSIMでは電話回線を利用した音声通話やSMSは利用できません。
なお、SMSに関してはSMS機能を追加すればデータSIMでも使えます。
データSIMには電話番号はあるの?
ただし、データSIMに割り振られる電話番号は、携帯会社がSIMカードを管理するためのものです。
音声SIMと違い、データSIMの電話番号では通話ができません。
格安SIMのデータのみプランは安くておすすめ
本記事では格安SIMのデータ専用プランのメリット・デメリットや、データ専用プランがおすすめの格安SIMを解説しました。
データSIMは音声通話ができない代わりに、音声SIMよりも月額料金が抑えられています。
メインで使っている音声SIMの予備回線や、モバイルルーター・タブレット用の回線を安く契約したい人にピッタリですよ。
データSIMはたくさんの格安SIMが提供しています。
本記事で紹介したデータSIM選びのポイントを参考に、自分に合った格安SIMを選びましょう。
どうしても決められない時は、本記事でおすすめした5つの格安SIMから選んでみてくださいね。