本記事では、田舎で光回線がこない場合のおすすめインターネット回線についてまとめています。
本記事を読むことで、光回線以外にどのような選択肢があるのかがわかりますよ。
田舎で光回線がこない地域でもインターネットを使う方法をまとめているので、自分にぴったりの利用方法を見つけてください!
- クラウドSIMのモバイルルーター
- ドコモのホームルーター「home 5G」
- ソフトバンク/ワイモバイルの「Pocket WiFi」
- スターリンク
- auの「ホームルーター5G」
田舎でも使える可能性の高い光回線おすすめ5選
- NTTのフレッツ光/光コラボ
- NURO光
- auひかり
- 電力系の光回線
- ケーブルテレビ会社の光回線
光回線がこない地域にお住まいの方は、ぜひ参考になさってください。
中古スマホEC事業、光回線・格安SIM・WiFiなどのインターネットに関する6つのメディアを運営管理している。
※記事の内容に間違いがあった場合には、へご連絡ください。
※記事内の金額は全て税込み表記となります。
田舎で光回線がこない地域でもインターネット使う方法
田舎で光回線がこない地域でインターネットを使う方法は、主に次の5つとなります。
それぞれについて見ていきましょう。
ホームルーター/モバイルルーター
携帯電話会社の電波が届くエリアであれば、ホームルーターやモバイルルーターを利用することでインターネットを利用できます。
モバイルルーターは持ち運びを前提にした端末で、バッテリーが内蔵されています。
ホームルーターは据え置き型の端末で、コンセントから給電して通信サービスを提供するものです。
2019年3月末時点で、携帯電話のカバー率が人口カバー率99.99%に達しており、ほとんどの地域で携帯電話の電波を利用できるはずです。
スマートフォンのテザリング
インターネットを利用したいエリアでスマートフォンを利用できるのであれば、テザリングが選択肢に入ります。
テザリングとは、単独でモバイル回線に接続できるスマートフォンを利用して、スマートフォン以外の機器をモバイルネットワークに接続させることをいいます。
お使いのスマートフォン端末と通信会社が、テザリングに対応しているかどうかを確認してみましょう。
対応してるのであれば、スマートフォンの設定を変更するだけですぐにインターネットを利用できますよ。
注意したいのは、スマートフォンの通信容量にテザリングで使用したぶんのデータも加算されることです。
利用する頻度や容量に応じて、プランの変更も検討するとよいでしょう。
独自回線
光回線を敷設しているのは、NTT東日本/西日本だけではありません。
独自に光ファイバーを敷設している通信会社がありますので、お住まいのエリアに対応しているかどうかを確認してみましょう。
NTT東西以外で独自に光ファイバーを敷設している通信会社は、次のとおりです。
- auひかり
- NURO光(一部地域)
- 各電力系通信会社
- ケーブルテレビ会社
ケーブルテレビ回線
ケーブルテレビ会社は、ケーブルテレビを放映するために提供エリアにケーブルを敷設しています。
敷設したケーブルを利用して、インターネット接続サービスを提供していますよ。
お住まいのエリアがケーブルテレビの提供エリアであれば、ケーブルテレビの回線を使ってインターネット通信できる可能性が高いです。
お住まいのエリアがケーブルテレビの提供エリアかどうかと、そのケーブルテレビ会社がインターネット接続サービスを提供しているかどうかを確認してみましょう。
スターリンク
スターリンクとは、米スペースX社が提供する、通信衛星群を使ったインターネット接続サービスです。
衛星と通信するための専用アンテナを設置することで、インターネット通信が可能となりますよ。
空が見える地域であれば通信できるので、光回線やモバイル回線が行き渡っていない山間部でも通信が可能となります。
2022年10月から日本でのサービスが開始され、12月には日本全国に提供エリアが拡大されました。
光回線がこない田舎でおすすめのインターネット5選
光回線がこない田舎でおすすめのインターネットは、次の5つです。
それぞれについて見ていきましょう。
クラウドSIMのモバイルルーター
携帯電話の電波を1社でも受信できる地域であれば、クラウドSIM技術が搭載されたモバイルルーターがおすすめです。
クラウドSIMとは、利用する場所に応じて、最適なキャリア回線が自動で選択される技術のことです。
- 最適な通信会社が自動で選択される
- 使用できるエリアが広い
- 月額料金が安い
クラウドSIMでは、たとえばauしかつながらない地域であればau、ドコモしかつながらない地域であればドコモ回線を利用できます。
キャリアの壁を超えて利用できるので、利用できるエリアが広いことが特徴です。
また、光回線と比較して月額料金も割安のため、できるだけ安くWi-FIを手に入れたい方におすすめです。
- 通信速度は中程度
- キャリアを手動で切り替えることはできない
- 通信障害がおこる可能性がある
クラウドSIMのモバイルルーターの通信速度は最大150Mbpsとそれほど高速ではありませんので、速度重視の方には向いていないでしょう。
またクラウドSIMとなっていても、電波がつながりにくかった場合に手動でキャリアを切り替えることはできないため注意が必要です。
過去には爆発的なデータ量の増加によって、通信障害が多く発生していたこともありました。
現在は改善されていますが、今後もそのようなリスクがあることは理解しておく必要があるでしょう。
MUGEN WiFiの基本情報
クラウドSIM技術を搭載したモバイルルーターはたくさんの業者から提供されています。
今回は、「MUGEN WiFi」の基本情報をご紹介します。
項目 | 節約プラン | 高速通信プラン | 無制限プラン | 口座振替プラン |
---|---|---|---|---|
月間データ量 | 100GB | 100GB | 無制限 | 100GB |
月額料金 | 3,190円 | 4,750円 | 4,750円 | 3,880円 |
端末 | AIR-1 NA01 U3 | 5G AIR-2 | 5G X12 5G L11 5G L12 | AIR-1 NA01 U3 |
最大通信速度 (下り) | 150Mbps | 2.05Gbps | 3.9Gbps | 150Mbps |
回線の種類 | クラウドSIM | WiMAX | クラウドSIM | |
オプション | 契約期間なしオプション550円 | |||
契約事務手数料 | 3,300円 ※会員特典で初期手数料分の割引クーポン発行 |
|||
契約期間 | 2年 | |||
海外利用 | 可:別料金 | 不可 | 不可 | 可:別料金 |
支払方法 | ・クレジットカード | 初月:代金引換 2ヶ月目以降:口座振替 |
||
契約解除料 | 3,300円 | 4,750円 | 4,750円 | 3,880円 |
詳細 | MUGEN WiFi公式サイトを見る |
MUGEN WiFIの平均実効速度は、10Mbps台でPing値も高いため光回線と比較するとやはり快適とはいえません。
しかし、料金が割安であり契約なしオプションもつけることができるため、とりあえずコストを抑えてWi-Fi環境を作りたい方にはおすすめです。
ドコモのホームルーター「home 5G」
ドコモの電波を受信できるエリアであれば、ドコモのホームルーター「home 5G」がおすすめです。
- ドコモの提供エリア内で利用できる
- ドコモのスマホとのセット割引がある
- データ容量は無制限
ドコモの4G/LTEや5Gを受信できるエリアであれば、サクサク通信できますよ。
ドコモのスマホユーザーであれば、最大1,100円/月のセット割引が適用されるためお得になります。
データ容量が無制限である点も、嬉しいですね。
- 5Gで使えるエリアは限られている
- 登録した住所でしか利用できない
- 月額料金は割高
home 5Gは、5G通信が可能ですが現在5Gエリアに対応している地域は限定的です。
また、登録した住所でしか利用ができないため、持ち運びをして別の場所で利用することはできません。
月額料金は、ドコモとのセット割引が適用されない場合は他の光回線と比較すると割高となっています。
home 5Gの基本情報
項目 | ドコモ home 5G(GMOとくとくBB経由) |
---|---|
回線 | ドコモ 4G /5G |
利用料金 | 4,950円 |
端末代金 | 3年使えば実質無料 |
最大通信速度 | 4.2Gbps |
平均実効速度 | 144.37Mbps |
契約事務手数料 | 3,300円 |
特典 | ・20,000円分のAmazonギフト券 ・ドコモから永年最大1,100円/月割引 |
運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
詳細 | 申込みサイト |
home 5Gの月額料金は他の光回線と比較すると割高ですが、ドコモのスマホユーザーの方はセット割引が適用されるため検討してみてもよいでしょう。
平均実効速度は150Mbps前後と、固定回線と比較すると遅めにはなりますが、インターネットや動画の閲覧、SNS等の利用であれば十分な速度です。
ソフトバンク/ワイモバイルの「Pocket WiFi」
ソフトバンクの提供エリアであれば、ソフトバンクモバイルやワイモバイルから提供されている「Pocket WiFiシリーズ」がおすすめです。
「Pocket WiFi」は、ソフトバンクモバイルの回線を利用するモバイルルーターです。
- 持ち運びが可能
- ソフトバンクの提供エリアで利用できる
- 契約期間の縛りや解約金がない
Pocket Wi-Fiの最大のメリットは、持ち運びが可能でソフトバンクの提供エリアであればどこでも利用ができる点です。
また、固定回線とは異なり契約期間の縛りや解約金がないため、気軽に契約をすることができます。
- 通信制限されることがある
- バッテリーの劣化に注意が必要
- 通信速度は速くない
Pocket Wi-Fiは、プランにより使用ができるデータ量の上限が決まっている場合があります。
直近数日間で大量のデータを消費した場合も、一時的に速度制限がかかってしまうこともあるでしょう。
また、Pocket WiFiは小型のため、長時間利用しているとバッテリーがすぐに劣化してしまうことがあります。
通信速度はあまり早いとはいえませんが、手軽にWi-Fi環境を手に入れたい方は検討してみるとよいでしょう。
Pocket Wi-Fiの基本情報
今回はワイモバイルのPocket WiFi® 5G A102ZTの詳細をご紹介します。
5G A102ZT | Pocket WiFiプラン2 (ベーシック) | アドバンスオプション 加入の場合 |
---|---|---|
月間データ量 | 7GB | 無制限 (4G通信のみ) |
月額料金 | 4,065.6円 | 4,818円 |
通信速度 | 下り最大2.4Gbps 上り最大838Mbps |
|
平均実効速度 | Ping値: 44.18ms 下り: 137.36Mbps 上り: 26.64Mbps |
|
契約事務手数料 | 3,300円 |
|
契約期間 | なし | |
契約解除料 | なし |
通信速度は100Mbps台となっており、動画閲覧・SNSの利用であれば問題なく利用できるでしょう。
ただしPing値が高いため、時間帯によってはラグが頻繁に生じることがあるかもしれません。
スターリンク
携帯電話の電波が入らない地域にお住まいであれば、スターリンクがおすすめです。
スターリンクは、アメリカのスペースXが提供している衛星通信サービスです。
- 携帯電話の電波が入らない地域でも利用できる
- 災害時でも利用ができる
- 工事が不要
スターリンクは自宅にアンテナを設置し衛生通信を使用するため、携帯電話の電波が入らない山間部でも利用できます。
また、災害時にも光回線とは違って通信手段が確保できるため安心です。
スターリンクを利用するためにはアンテナ設置が必要ですが、自分で設置が可能で工事が不要なためすぐに利用できます。
- 障害物がない場所に設置する必要がある
- 月額料金が高い
- アンテナの料金がかかる
スターリンクは、衛星通信を利用するため障害物のない空がよく見える場所に設置する必要があります。
申し込み前に、設置場所の確保ができるか確認しておきましょう。
また、光回線と比較して月額料金が高く、アンテナ設置時の初期費用が高額なため、導入の際のハードルは高いかもしれません。
スターリンクの基本情報
今回はスターリンクの住宅向けプランである、レジデンシャルプランについてご紹介します。
項目 | レジデンシャル |
---|---|
月間データ量 | 無制限 |
月額料金 | 6,600円 |
通信速度 | 下り20~100Mbps 上り5~15Mbps |
平均実効速度 | Ping値: 123.65ms 下り: 91.5Mbps 上り: 25.59Mbps |
アンテナ料金 | 55,000円 |
契約期間 | なし |
契約解除料 | なし |
運営会社 | 米スペースX社 |
詳細 | 公式サイト |
また、契約期間の縛りや解約金・撤去費用はありません。
平均実効速度は90Mbps台とやや遅く、Ping値が高いので通信が安定しないこともあるでしょう。
auの「ホームルーター5G」
auの電波が入る地域であれば、「ホームルーター5G」も選択肢に入ります。
- auの提供エリアで利用できる
- au・UQモバイルのスマホとのセット割引が適用される
- 工事不要ですぐに利用できる
ホームルーター5Gは、auの電波を利用しているため対応しているエリアが広いです。
auやUQモバイルのユーザーは、スマホとのセット割引が適用されるためお得に利用できます。
またコンセントを差すだけで利用ができるため、工事不要で手軽に導入が可能です。
- 月額料金は安くない
- 解約時に分割残金が一括請求される
- 登録した住所でしか利用できない
ホームルーター5Gの月額料金は、セット割引が適用されない場合、他のサービスと比較しても安い方ではありません。
また端末を分割で購入した場合は、解約時に分割残金の一括精算が必要となるため、3年未満の解約時は注意が必要です。
ホームルーター5Gは、コンセントを差すだけで手軽に利用できますが、登録した住所でしか利用できないため外出先で利用することはできません。
ホームルーター5Gの基本情報
ホームルーター5Gの基本情報は以下のとおりです。
項目 | スタンダードモード | プラスエリアモード |
---|---|---|
月間データ量 | 上限なし | 月間30GB |
月額料金 | 13か月間:4,620円 14か月目以降:5,170円 |
|
端末機種 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 ZTR02 | |
通信速度 | 下り最大2.5Gbps 上り最大838Mbps |
|
契約事務手数料 | 3,300円 |
|
契約期間 | なし | |
契約解除料 | なし | |
運営会社 | KDDI株式会社 | |
詳細 | 公式サイト |
通信速度は100Mbps台と、光回線と比較すると遅いですが通常の利用範囲であれば問題ないでしょう。
契約期間の縛りや解約金はありませんが、分割残金が残っている場合は一括精算が必要になるため注意が必要です。
田舎でも使える可能性の高い光回線おすすめ5選
モバイル回線や衛星回線ではなく、固定回線にこだわりたい方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、光回線にしたい方向けのおすすめサービスを紹介します。
それぞれについて見ていきましょう。
フレッツ光/光コラボ
フレッツ光はNTT東西が提供するもので、光コラボはNTTから設備の提供を受けた業者が提供する、インターネットアクセスサービスです。
光コラボはフレッツ光の設備を利用するので、提供エリアは同一となっています。
- シェア率が高く安心
- プロバイダの選択肢が多い
- 工事費の無料キャンペーンがある
光ファイバー契約の中で最もシェアの高いのはフレッツ光、うち6割は光コラボと言われています。
田舎で使える可能性が最も高いのは、フレッツ光や光コラボといえるでしょう。
また選択ができるプロバイダが多いため、必要なサービスを提供しているプロバイダを自分で探すことができます。
フレッツ光/光コラボは、工事費実質無料キャンペーンを実施している場合が多く、初期費用をおさえることができます。
- 料金が比較的高い
- プロバイダを変更する際は手数料がかかる
- プロバイダの契約が残ってしまう可能性がある
フレッツ光/光コラボは、他の光回線と比較すると月額料金は高めです。
プロバイダを選択できることはメリットではありますが、実際に利用してみて変更したくなった場合は手数料が発生します。
また、プロバイダのサービスが別契約になっている場合は、解約時に別途手続きが必要になるため注意しましょう。
フレッツ光/光コラボの基本情報
フレッツ光(東日本)の基本情報は、以下のとおりです。
フレッツ光(東日本) | フレッツ 光ネクスト | フレッツ 光クロス |
---|---|---|
月額料金:戸建て | 5,940円 マンション:3,685円 | 戸建て:6,050円 マンション:6,050円 |
最大通信速度 | 1Gbps | 10Gbps |
平均実効速度 | Ping値: 53.38ms 下り:261.28Mbps 上り:19.9ms | Ping値: 12.15ms 下り:1033.63Mbps 上り:1448.73Mbps |
契約事務手数料 | 880円 | |
工事費 | 22,000円 | |
契約期間 | 2年 | |
契約解除料 | 戸建て:4,950円 マンション:1,650円 |
|
運営会社 | 東日本電信電話株式会社 | |
詳細 | 申込サイト |
通信速度は1Gプランで200Mbps台、10GBプランで1Gbps以上となっているため安定した高速通信が期待できます。
一方、フレッツ光コラボの場合は、プロバイダ契約とのセットプランになっておりスマホとのセット割引が適用できることもあるためお得になります。
一例として、ドコモ光をみてみましょう。
ドコモ光の基本情報
項目 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
月額料金 | 5,720円~ | 4,400円~ (1ギガ単独タイプは4,180円) |
最大通信速度 | 最大1Gbps/最大10Gbps | |
平均下り速度 | 271.52Mbps | |
契約事務手数料 | 3,300円 | |
工事費 | 無料 | |
キャンペーン | ・40,000円キャッシュバック(1ギガプラン) ・60,000円キャッシュバック(10ギガプラン) ・他社から乗りかえで15,000円キャッシュバック ・1ギガWi-Fiルーターレンタル無料 ・【公式特典】乗りかえの他社解約金を最大25,000pt還元 ・10ギガの基本料金が最大6ヶ月500円/月 ・10ギガ対応Wi-Fiルーターレンタル料の6ヶ月相当のポイント還元 |
|
スマホセット割 | ドコモ(eximo, irumo) | |
契約期間 | なし/2年 | |
解約金 | 4,180円~ | |
運営会社 | 株式会社NTTドコモ | |
申し込み | 申込サイト |
月額料金はフレッツ光と大差ないように見えますが、プロバイダ一体型であるためこれ以上の金額になることはありません。
またキャッシュバックが高額で、工事費が無料になるキャンペーンを行っているので、かなりお得に利用できます。
auひかり
auひかりはKDDIが独自に敷設する光回線です。
提供エリアは全国なので、お住まいの地域にも提供している可能性がありますよ。
- キャンペーンが充実している
- au・UQモバイルのスマホとのセット割引が適用される
- 工事費が実質無料
auひかりでは、キャンペーンを実施しています。
ネットのみの契約でも72,000円のキャッシュバックと他社光回線と比べてもかなり高額です。
また、au・UQモバイルユーザーの方はスマホとのセット割引を実施しているためお得です。
さらに工事料が3年契約で実質0円となるため、導入時の初期費用を抑えることができます。
- 提供していないエリアがある
- 他社スマホユーザーは割引がない
- 解約時の料金が高い
auひかりは人気のある光回線ですが、残念ながら関西・東海エリアの戸建てでは利用ができません。
au・UQモバイルとのセット割引があることがメリットですが、他社ユーザーの方は割引がないためスマホの乗り換えもあわせて検討する必要があるでしょう。
また、解約時には解約金のほかに撤去費用が発生します。
さらに、3年未満の解約の場合は工事費の分割残金の支払いも必要になってくるため注意しましょう。
auひかりの基本情報
項目 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
月額料金 | 5,390円~ | 3,740円~ (マンションタイプにより異なる) |
最大通信速度 | 最大1Gbps/最大10Gbps | |
平均下り速度 | 522.72Mbps | |
契約事務手数料 | 3,300円 | |
工事費 | 実質無料 | |
キャンペーン | ・auひかり電話を同時契約で最大84,000円キャッシュバック ・10ギガなら30,000円CB増額(最大114,000円) ・auひかり電話基本料が最大19,250円割引 ・他社から乗り換えで最大30,000円還元(auPay/月額割引) ・auスマートバリュー/自宅セット割加入で最大10,000円還元 ・高性能Wi-Fiルーター無料プレゼント |
|
スマホセット割 | au・UQモバイル 最大月額1,100円割引 |
|
契約期間 | 2~3年 | |
解約金 | 2,290円~ | |
運営会社 | KDDI株式会社 | |
申し込み | 申込サイト |
平均実効速度は500Mbps以上となっており、他の光回線と比較してもとても高速です。
対応エリアの方で、高速通信を求めている方はぜひ検討してみてください。
NURO光
NURO光はソニーが展開する独自の光回線です。
- 通信速度が速い
- 初年度の月額料金が安い
- 工事費が実質無料
NURO光の最大のメリットは、平均実効速度600Mbps以上のトップクラスの高速通信が利用できることです。
また特典を利用することで、1~8か月目は無料、9~12か月目は980円と月額料金がとても安いところも人気のポイントです。
さらに工事費が実質無料になるキャンペーンも実施しているため、高速通信をお得に利用したい方は選択肢のひとつとしていれるべきでしょう。
- 他社違約金補償がない
- 開通まで時間がかかる
- 利用できるエリアが限られている
NURO光は他社違約金補償がないため、それまでに使っていた光回線の違約金が高額な場合、乗り換え時の負担が大きくなってしまいます。
また開通工事が屋内と屋外の2回行う必要があるため、他の光回線と比較して開通までに時間がかかることもデメリットでしょう。
NURO光は人気がある回線ですが、残念ながら利用できるエリアが限られています。
NURO光の対応エリアは以下のとおりです。
- 【北海道エリア】北海道
- 【関東エリア】東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
- 【東海エリア】愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
- 【関西エリア】大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
- 【中国エリア】広島県、岡山県
- 【九州エリア】福岡県、佐賀県
NURO光の基本情報
項目 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
月額料金 | 5,200円~ | 2,090円~ |
最大通信速度 | 最大1Gbps/最大10Gbps | |
平均下り速度 | 653.27Mbps | |
事務手数料 | 3,300円 | |
工事費 | 実質無料 | |
キャンペーン | ・戸建て60,000円キャッシュバック ・マンション25,000円キャッシュバック ・オプション加入で最大20,000円キャッシュバック増額 ・最大2ヶ月間の解約金完全無料 |
|
セット割 | ・ソフトバンク:最大月額1,100円割引 ・NUROモバイル:1年間スマホ代0円〜 |
|
契約期間 | 2年/3年/縛りなし | |
違約金 | 3,740円~ | 363円~ |
運営会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 | |
詳細 | 申込サイト |
さらにキャッシュバックなどのキャンペーンも多く実施しているためお得に乗り換えができるでしょう。
対応エリアは一部のエリアに限られてしまっていますが、該当地域の方はぜひ選択肢の一つに入れてみてください。
電力系の光回線
電力会社のグループ企業が提供している光回線を利用するのも一つの方法です。
電力系の光回線は、以下のとおりです。
- 通信速度が速い
- 月額料金が安い
- テレビ・電話・電気などのセット割引がある
電力系の光回線は、利用できるアエリアが限られていることがほとんどのため、利用者が少なく安定した高速通信が実現できています。
また料金の面でも、フレッツ光やauひかりと比較して月額料金が、安価な回線が多く存在しています。
さらにテレビや電話、電気などのをまとめて契約することでセット割引が適用されさらにお得になる場合もあるため、地域に対応している電力系回線もチェックしておきましょう。
- 利用できるエリアが限られている
- 開通までに時間がかかる場合がある
- 営業が多い可能性がある
電力系の光回線は地域に密着したものが多いため、利用エリアが限られています。
加入したい回線が自分の地域に対応していない場合もあるため、事前に対応エリアはチェックしておきましょう。
また、独自の回線となるためフレッツ光系の光回線と比較して、開通までの時間が長くかかる場合があります。
テレビや電話、電気などをまとめることでセット割引が適用されますが、まとめるつもりがない方にとっては営業電話などを迷惑に感じることもあるでしょう。
電力系光回線の基本情報
光回線 | 月額料金(戸建) | 月額料金(マンション) | 初期費用 | 解約金 | 契約年数 | セット割 | 実効速度 | キャッシュバック |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
eo光 | 1年目 3,280円~ 2年目 5,448円~ ※即割適用時 | 2,886~5,447円 | 事務手数料:3,300円 工事費:実質無料 | 即割あり:5,110円~ 即割なし:2,400円 | 即割あり:2年 即割なし:1年 | au UQモバイル mineo eo電気 関西電力 | 597.69Mbps | 他社違約金最大60,000円還元 |
メガエッグ光 | 4,620円~ ※でんき割プラス適用時 | 3,520円~ ※でんき割プラス適用時 | 事務手数料:3,300円 工事費:実質無料 | 基本料金の1ヶ月分 | 2年 | au UQモバイル 中国電力 | 380.99Mbps | 最大20,000円 +他社違約金最大80,000円還元 |
ピカラ光 | 4,620円~ ※でんきといっしょ割コース適用時 | 3,520円~ ※でんきといっしょ割コース適用時 | 事務手数料:0円 工事費:実質無料 | 基本料金の1ヶ月分 | 2年 | au UQモバイル ピカラモバイル 四国電力 | 502.38Mbps | 25,000円 |
BBIQ光 | 6ヶ月間 0円~ 7ヶ月目 4,070円~ 13ヶ月目~ 5,170円~ ※ギガスタート割適用時 | 6ヶ月間 0円~ 7ヶ月目 3,300円~5,170円 13ヶ月目~ 4,400円~6,270円 ※ギガスタート割適用時 | 事務手数料:880円 工事費:実質無料 | 基本料金の1ヶ月分 | 2年または3年 | au UQモバイル QTモバイル 九州電力 | 429.15Mbps | 最大30,000円 |
コミュファ光 | 1年間 3,530円~ 2年目 5,720円~ ※光割引キャンペーン適用時 | 1年目 2,450円~ 2年目 4,070円~ ※光割引キャンペーン適用時 | 事務手数料:770円 ※初期費用キャンペーンで無料 工事費:27,500円 ※以下を同時申込で無料 ・スタート割対象メニュー ・安心サポートPlus | 基本料金の1ヶ月分 | 2年または5年 | au UQモバイル | 549.72Mbps | 最大30,000円 +他社違約金全額還元 |
電力系の光回線は、フレッツ光系の光回線と比較して月額料金が安めです。
また、工事費無料のキャンペーンを実施していることがほとんどのため、初期費用を抑えて高速通信を快適に利用することができます。
ケーブルテレビ会社の光回線
ケーブルテレビ会社によっては、独自に光回線を敷設している場合があります。
お住まいのエリアのケーブルテレビ会社を調べていただき、そのケーブルテレビ会社が光回線サービスを提供しているかどうかを確認してみてください。
ケーブルテレビ会社の中でも、全国各地でサービスを提供しているJ:COM NETは人気の回線となっています。
- 光回線の非対応地域でも利用ができる
- 有料のテレビサービスが見れる
- テレビアンテナの設置が不要
ケーブルテレビ会社の光回線は、独自の回線を利用しているためそのほかの光回線が対応していない山間部でも利用ができる可能性があります。
また多くの有料テレビチャンネルサービスが提供されており、地域独自のコンテンツも楽しむことができるでしょう。
アンテナ設置も不要となるため、設置場所や天候に左右されることがありません。
- そのほかの光回線と比較すると通信が安定していない
- 料金は高め
- 解約時の撤去費用が高額
ケーブルテレビ会社の光回線は、その他の光回線と比較すると通信速度はそれほど速くはありません。
Ping値も30ms前後と高めのため、通信が安定しないこともあるでしょう。
月額料金はそのほかの光回線と比較すると高くなりますが、ケーブルテレビ回線しか対応していない地域の方は検討してみるとよいでしょう。
また、解約時は解約金とは別に高額の撤去費用がかかる可能性があります。
短期契約には向いていないため、じっくりサービス内容について調べることが大切です。
今回は、ケーブルテレビ会社のなかでも全国に対応しているJ:COM NETの基本情報をご紹介します。
J:COM NETの基本情報
項目 | 戸建て | マンション | |
---|---|---|---|
月額料金 [J:COM NET] | 320Mコース | 5,060円 | 4,730円 |
1Gコース | 5,610円 | 5,280円 | |
月額料金 [J:COM NET 光(N)] | 1ギガコース | 5,610円 | 5,258円 |
5ギガコース | 6,160円 | - | |
10ギガコース | 6,710円 | 6,886円 | |
最大通信速度 | 最大320Mbps〜最大10Gbps | ||
平均下り速度 | 324.43Mbps | ||
事務手数料 | 3,300円 | ||
工事費 | 実質無料 | ||
セット割 | au・UQモバイル・J:COMモバイル 最大月額1,100円割引 |
||
契約期間 | 2年・自動更新 | ||
違約金 | 5,060円~ | 4,730円~ | |
運営会社 | J:COM株式会社 | ||
詳細 | 公式サイト |
J:COM NETの月額料金は他の光回線と比較しても安い方ではありませんが、月額料金の割引が豊富なのでかなりお得に利用できるでしょう。
通信速度は光回線と比較すると速くはありませんが、ネットや動画閲覧等の利用であれば問題なく利用できるでしょう。
工事費実質無料のキャンペーンも実施しているため、光回線が非対応の地域の方はぜひチェックしてみてください。
またJ:COMモバイルとのセット割引も実施しているため、スマホ回線にこだわりがない方はあわせて検討してみるとよいでしょう。
光回線の対象エリアを確認する方法
回線の対象エリアを確認するためのURLを、以下にまとめました。
光回線サービス名 | 提供エリア確認 |
---|---|
フレッツ光/ 光コラボ | NTT東日本エリア NTT西日本エリア |
auひかり | エリアを確認 |
NUROひかり | エリアを確認 |
コミュファ光 | エリアを確認 |
eo光 | 戸建 マンション |
メガ・エッグ光 | エリアを確認 |
ピカラ光 | エリアを確認 |
BBIQ | エリアを確認 |
モバイル回線や衛星回線の提供エリアを確認する方は、以下のリンクを参照ください。
アクセス回線サービス名 | 提供エリア確認 |
---|---|
ドコモホームルーター「home 5G」 | ドコモ提供エリア |
ソフトバンク/ワイモバイル 「Pocket WiFiシリーズ」 | ソフトバンク提供エリア ※製品カテゴリを「モバイルデータ通信」、メーカーと機種を指定して検索 |
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田舎で光回線・インターネットを使う際によくある質問
田舎で光回線・インターネットを使うときによくある質問と回答をまとめました。
光回線がこない地域でも将来インターネットを使えるようになる?
2022年3月に総務省が発表した「デジタル田園都市国家インフラ整備計画」によると、次の目標値が定められています。
- 4G:2020年度末の4Gエリア外人口0.8万人を2023年度末に0人へ
- 5G:2030年度末の人口カバー率30%台→2030年度末までに99%へ
- 光回線:2021年度末の光回線未整備世帯数17万→2027年度末までに5万へ
5Gと光回線は未整備の世帯が残存しますが、4Gであればすべての人が使えるように基地局が整備されますよ。
田舎でインターネットを使うときに注意すべきことは?
2024年現在、田舎では5Gは整備されておらず、利用できる電波の種類は4G/LTEとなるケースがほとんどです。
5Gの電波を受信できる端末を設置したとしても、田舎では4G/LTEの電波しか受信できません。
ただ4G/LTEでもストレスなく通信はできるので、安心して使えますよ。
光回線が未開通地域でもインターネットは使える!
田舎で光回線が来ない場合の対処法についてまとめると、次のとおりです。
- クラウドSIMのモバイルルーター
- ドコモのホームルーター「home 5G」
- ソフトバンク/ワイモバイルの「Pocket WiFi」
- スターリンク
- auの「ホームルーター5G」
モバイル回線を利用できるエリアであれば、ホームルーターやモバイルルーター、クラウドSIMがおすすめ。
固定回線にこだわりたい方は、独自回線系の光回線の対応エリアかどうかを確認しましょう。