5G対応のクラウドSIM新端末「AIR-2」を実機レビュー｜通信速度とスペックを徹底調査

クラウドSIM 5G AIR-2のメリット

クラウドSIM 5G AIR-2のメリットは、以下の通りです。

クラウドSIM 5G AIR-2は、業界初のマルチキャリア5G対応端末です。

複数キャリアの安定した5G通信に接続可能なので、どこでも高速通信が利用できるでしょう。

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天に対応していますが、契約するサービスによって対応キャリア数がやや異なります。

また、SSIDの秘匿化に対応しておりSSID検索で他者から検出できなくなるため、公共の場で利用する際も安心です。

大容量バッテリーを搭載したことで充電持ちが向上しています。

クラウドSIM 5G AIR-2の連続稼働時間

• クラウドSIM接続(ネット未使用時)：約40時間
• 4Gデータ接続時：約25時間(接続台数1台の場合)
• 5Gデータ接続時：約12〜20時間(接続台数1台の場合)

旧端末のAIR-1の連続稼働時間は約17時間なので、充電が1日持たないことも少なくありません。

クラウドSIM 5G AIR-2では、AIR-1と比較して約8時間も長く稼働するため、1日を通して充電切れの心配もないでしょう。

クラウドSIM 5G AIR-2のデメリット

クラウドSIM 5G AIR-2のデメリットは、以下の通りです。

クラウドSIM 5G AIR-2のデメリットは、ルーター本体の端末サイズが大きく、重いことです。

一般的なスマホと似たサイズですが、厚みが10mm超えとモバイル端末としては分厚いです。

重さも200g近いため、手が小さい方は持ちづらく感じるでしょう。

端末サイズ

• 高さ：151.5mm
• 幅：68mm
• 厚さ：14.3mm
• 重さ：約194g

また、本体カラーが赤1色のみで色を選べない点もデメリットといえます。

しかし、スペックでは「マルチキャリア5G対応」「セキュリティ向上」「大容量バッテリー搭載」などメリットの方が多いです。

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クラウドSIM 5G AIR-2を実際に使用したレビュー

ひかりチョイス編集部にて、通信速度やバッテリーの持ちなどを検証するために、実際に使用してみました。

• 端末セット内容
• サイズ・重量
• 通信速度
• バッテリーの持続時間

クラウドSIM 5G AIR-2の端末セット内容

届く端末のセット内容は以下の通りです。

• モバイルWiFiルーター本体
• 商品説明書
• USBケーブル(タイプC)
• SIMピン
• 化粧箱

すべて1つの化粧箱の中に入って届きます。

返却するときには届いた物すべてを揃えておく必要があります。

不足しているものがあると損害金として追加料金を支払わなければなりません。

化粧箱や説明書は紛失したり、捨ててしまったりしないように特に注意してください。

クラウドSIM 5G AIR-2のサイズ・重量

クラウドSIM 5G AIR-2のサイズや重量をiPhone14と大きさを比べてみました。

写真のとおり、iPhone14よりも少し大きいくらいです。

重さや高さなどはそこまで差はありませんが、AIR-2はiPhone14の2倍くらいの厚みがあります。

スマホと一緒に持ち歩くことができる大きさですので、そこまで持ち運びに困ることはなさそうです。

クラウドSIM 5G AIR-2の通信速度をレビュー

ひかりチョイス編集部のある東京都・港区のビル(14F)にて、通信速度の低下しやすいお昼〜夕方の時間帯で通信速度を計測しました。

結果は以下のとおりです。

高所でも問題なくつながりました。

YouTubeでの動画視聴もサクサクだったので、日常使いにはまったく問題ないでしょう。

ただ、5G接続になるまでに少し時間がかかる印象です。

地下鉄でのつながりやすさを検証

続いて東京都内の要所を経由する地下鉄、東京メトロ・日比谷線の神谷町駅でも通信速度を計測してみました。

計測した時間帯は平日の午前10時30分、午後8時30分の2つの時間帯です。

結果は以下のとおりになりました。

YouTubeを視聴してみましたが、基本的には問題なく視聴できました。

しかし夜はときどきカクついたり、動画が止まってしまうことがありました。

クラウドSIMは複数のキャリア回線を状況によって使い分けているため、通信障害に強いことがメリットですが、そもそも電波が通じにくい場所ではつながりにくいことがあるかもしれません。

郊外での通信速度を検証

続いて、東京都内から出て郊外での通信速度を見てみましょう。

計測したのは、埼玉県の越谷市です。

都内で利用したときに比べて速度は若干落ちてしまいましたが、通常の利用方法であれば問題なく利用できるでしょう。

高画質での動画の視聴も支障なかったので、都市部以外でもキャリアの電波が届く場所であれば通信環境に心配はなさそうです。

接続台数による速度の変化を検証

ポケット型WiFiは接続台数が複数になってくると、通信速度が低下していく傾向にあると言えます。

「AiR-2」は最大接続台数は16台となっていますが、普段使いであればそこまでの接続台数になることはほとんどないでしょう。

そこで、編集部メンバーのスマホ5台に接続して、ストレスなく利用できるか検証してみました。

結果をみると、接続台数を増やしても大きく通信速度が低下するということは見られません。

実際に同時接続での利用も問題ありませんでした。

旅行などでグループで使用する場合でも心配ないでしょう。

次に、PCとスマホの組み合わせでの通信速度を検証してみましょう。

こちらでも大幅に通信速度が低下するとは言いがたい結果となりました。

PCの通信速度がやや遅いことが気になりますが、動画視聴も問題なくできたので、過度に心配する必要はなさそうです。

バッテリーの持続時間

持ち運びができることが魅力のポケット型WiFiでは、1回の充電で何時間利用できるのかは重要なポイントです。

公式での最大利用時間は、12〜20時間とされています。

検証日の朝に充電が満タンになるように充電し、1日使うことでどのくらいバッテリーが減るのかを検証してみました。

トータルで15時間接続した結果、バッテリー残量は11％となりました。

これだけ使用できれば、1日はバッテリーの残量を気にすることなく使えると考えていいでしょう。

MUGEN WiFi(高速通信プラン)

MUGEN WiFiの高速通信プランは、業界初のマルチキャリア5G対応で安定した高速通信を大容量の100GB使えるプランです。

30日間無料のお試し期間や月額550円の2年縛りなしオプションがあるため、解約金などを気にせずお得に契約できるでしょう。

基本情報

MUGEN WiFiのクラウドSIM 5G AIR-2は、ドコモ・楽天・ソフトバンクの5G回線が利用できます。

クラウドSIM 5G AIR-2が利用できるプランは月間データ容量が100GB以上のプランがない点は、注意が必要です。

MUGEN WiFiには、3つのプランがあり無制限で利用したい方には月額4,750円でWiMAX端末が利用できる無制限プランをおすすめします。

また、MUGEN WiFiのクラウドSIM 5G AIR-2は国内専用で、海外で利用することはできません。

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NETAGE

NETAGEは、1日の短期利用も可能なレンタルポケット型WiFiサービスです。

国内プランと海外プランがあり、世界クラウドSIMは日本を含む世界117の国や地域で利用できます。

NETAGEの国内プランでは、月間データ量を100GB・無制限から選べるため、データ無制限のポケット型WiFiを使いたい方におすすめです。

基本情報

NETAGEのクラウドSIM 5G AIR-2は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天の4キャリアの5G回線が利用できます。

1日からの短期利用にも対応しており、どの期間でレンタルしても解約金もなく利用できます。

しかし、月単位の利用では100GBを選んでも月額8,490円かかるためレンタル料金はやや高めです。

データ無制限で利用したい方や数日〜数週間の短期で利用したい方は、NETAGEを選びましょう。

クラウドSIM 5G AIR-2を長期で利用したい方は、月額料金で30日間のお試し期間があるMUGEN WiFiの高速通信プランをおすすめします。

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旧端末・他社端末との違いを比較

クラウドSIM 5G AIR-2と旧端末・他社端末との違いを比較します。

旧端末のAIR-1と比較すると全体的にスペックが向上していることがわかります。

製品名	5G AIR-2	AIR-1	Speed Wi-Fi 5G X12
端末
カラー	レッド	ホワイト	アイスホワイト シャドーブラック
サイズ	高さ：151.5mm 幅：68mm 厚さ：14.3mm	高さ：68mm 幅：126mm 厚さ：12.1mm	高さ：68mm 幅：136mm 厚さ：14.8mm
重さ	約194g	約130g	約174g
画面サイズ	2.4インチ	2.4インチ	2.4インチ
バッテリー	5,400mAh	3,000mAh	4,000mAh
Wi-Fi 2.4GHz	IEEE802.11 a/b/g/n/ac	IEEE 802.11 b/g/n	IEEE802.11b/g/n/ax
Wi-Fi 5GHz		-	IEEE802.11a/n/ac/ax
5G	◯対応	×非対応	◯対応
通信回線	クラウドSIM	クラウドSIM	WiMAX
最大通信速度	上り速度：400Mbps 下り速度：2.05Gbps	上り速度：50Mbps 下り速度：150Mbps	上り速度：183Mbps 下り速度：3.9Gbps
接続可能台数	最大16台	最大 10 台	Wi-Fi：最大16台 USB：最大1台
対応SIM	nanoSIM	nanoSIM	nanoSIM
対応コネクタ	Type-C	Type-C	Type-C

WiMAXの5G端末であるSpeed Wi-Fi 5G X12と比較すると下りの最大通信速度は劣りますが、バッテリーやクラウドSIMによる対応エリアの広さで違いがあるでしょう。

旧端末・他社端末との違いをそれぞれ比較して解説していきます。

• クラウドSIM AIR-1との違いを比較
• Speed Wi-Fi 5G X12との違いを比較

クラウドSIM AIR-1との違いを比較

クラウドSIM 5G AIR-2の旧端末にあたるクラウドSIM AIR-1との違いは、以下の通りです。

製品名	5G AIR-2	AIR-1
端末
カラー	レッド	ホワイト
サイズ	高さ：151.5mm 幅：68mm 厚さ：14.3mm	高さ：68mm 幅：126mm 厚さ：12.1mm
重さ	約194g	約130g
画面サイズ	2.4インチ	2.4インチ
バッテリー	5,400mAh	3,000mAh
5G	◯対応	×非対応
通信回線	クラウドSIM	クラウドSIM
最大通信速度	上り速度：400Mbps 下り速度：2.05Gbps	上り速度：50Mbps 下り速度：150Mbps
接続可能台数	最大16台	最大10台
対応SIM	nanoSIM	nanoSIM
対応コネクタ	Type-C	Type-C

最新機種のクラウドSIM 5G AIR-2と旧端末を比較すると、特に速度の性能とバッテリーのスペックが向上していることがわかります。

特に5G対応端末になり、複数キャリアの5Gに接続できるようになったことで通信速度が速くなった点は大きな変化です。

バッテリーも約1.8倍の容量になったため、1日を通して充電切れの心配もありません。

スペックが向上した分端末が多少大きくなり、重くなってしまったので、手が小さい方は使いづらく感じる可能性も。

1度接続してしまえば、スマホのように常に手で持つものではないため、大きな懸念にはならないでしょう。

Speed Wi-Fi 5G X12との違いを比較

他社のWiMAXの5G対応端末であるSpeed Wi-Fi 5G X12との違いは、以下の通りです。

製品名	5G AIR-2	Speed Wi-Fi 5G X12
端末
カラー	レッド	アイスホワイト シャドーブラック
サイズ	高さ：151.5mm 幅：68mm 厚さ：14.3mm	高さ：68mm 幅：136mm 厚さ：14.8mm
重さ	約194g	約174g
画面サイズ	2.4インチ	2.4インチ
バッテリー	5,400mAh	4,000mAh
5G	◯対応	◯対応
通信回線	クラウドSIM	WiMAX
最大通信速度	上り速度：400Mbps 下り速度：2.05Gbps	上り速度：183Mbps 下り速度：3.9Gbps
接続可能台数	最大16台	Wi-Fi：最大16台 USB：最大1台
対応SIM	nanoSIM	nanoSIM
対応コネクタ	Type-C	Type-C

2機種に大きな差はありませんが「下りの最大速度はSpeed Wi-Fi 5G X12」「上りの最大速度はクラウドSIM 5G AIR-2」とそれぞれに強みがあります。

どちらも5G通信に対応しているため、ポケット型WiFiのサービスの中でも通信速度が速い部類であることは間違いありません。

通信速度は、使用環境で異なることが多いため、どちらの方が速いと判断するのは難しいでしょう。

充電持ちについては、大容量のバッテリーを搭載しているクラウドSIM 5G AIR-2の方が良いといえます。

クラウドSIM 5G AIR-2の設定方法

AIR-2の設定・接続方法は非常に簡単なので、設定は不安という方も安心です。

据え置き型のWiFiルーターと接続方法は同じで、手順は以下の通りです。